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映画「アドレナリンドライブ」は矢口史靖監督の隠れ名作?


矢口史靖監督の映画を粘り強く鑑賞中。

これまで矢口監督の映画で見た作品を、年代順に並べると以下のとおり。

アドレナリンドライブ (1999年)

ウォーターボーイズ (2001年)

パルコ フィクション(2002年)

スウィングガールズ (2004年)

ハッピーフライト (2008年)

ロボジー (2012年)

WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜(2014年)

今日取り上げるのは「アドレナリンドライブ」です。

「ロボジー」と「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」はともに充分に楽しめる映画でしたよ。でも、感想を書きたいとまでは思いませんでした。

「ウォーターボーイズ」と「スウィングガールズ」は別格と考えるなら「アドレナラインドライブ」が、いちばん面白かったです。

なぜ、石田ひかりを起用したのか、理由はわかりませんが、実に効いていましたね。かなり昭和な元アイドル系女優なわけですが、奇妙なほどこの映画の役がはまっていました。石田ひかりの昭和的な演技力が、矢口史靖の映画の持つ、古さと新しさの独特の融合の中で、石田ひかりが濃い存在感を示していました。

「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」に出ていた長澤まさみが映画の純度を下げていたのとは対照的だったのが、この石田ひかりの好演です。

もちろん、私が石田ひかりの過去の出演作を多数見ているせいもあるでしょうけれど、矢口史靖の映画で、ここまで輝くとは、良い意味で裏切られた感じでした。かつて人気のあった女優が、色あせた感じで出てくるのは辛いものがありますからね。

この「アドレナリンドライブ」は、石田ひかりを見るだけでも、充分に価値があると思います。

石田ひかりの相手役、安藤政信も良かったですよ。気弱な青年役を完璧に演じていましたね。怖いヤクザ役の松重豊、婦長役の角替和枝が光っていました。

で、問題は映画の内容ですよね。

こういう娯楽映画に求められるのは、先を読ませない展開、それと圧倒的な現実からの解放感。さらには人間のいろんな面(ふだんは隠されている意外な一面)を描出することです。「アドレナリンドライブ」は、それらをすべて持ち合わせているので、単なるB級コメディではなく、良質なエンターテイメント作品だと私は評価しました。

笑いながら、いろんな発見もあり、ここまでの痛快作を生み出せるとは、やはり、矢口史靖監督の手腕はハンパじゃありませんね。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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