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美しい言葉

リドリー・スコット監督「エイリアン」の感想


映画「エイリアン」を見ました。

SFホラーの名作としてあまりにも有名なエイリアンシリーズですが、その中でも特に評価が高いのが、この元祖「エイリアン」。

監督は「ブレードランナー」のリドリー・スコットです。

監督:リドリー・スコット製作:ゴードン・キャロル/デイビッド・ガイラー/ウォルター・ヒル
脚本:ダン・オバノン
エイリアン・デザイン:H.R.ギーガー

<キャスト&スタッフ>
ダラス…トム・スケリット(富山敬)
リプリー…シガーニー・ウィーバー(幸田直子)
ランバート…ベロニカ・カートライト(榊原良子)
ブレット…ハリー・ディーン・スタントン(穂積隆信)

DVD情報⇒エイリアン

モンスター映画なのですが、ただ視聴者を驚かせたり、怖がらせたりする仕掛けが巧みなだけではありません。
映像美術がたいへん優れていて、古典としての格調さえ伝わってきます。

スピード感や迫力は「エイリアン2」の方が上ですが、この「エイリアン」は、沈黙による緊張感の演出が際立っています。

例えば、モンスターを登場させる時、ワンシーンだけで、ここまで時間をかけるか、と感じるほど、引っ張りに引っ張ります。
見る方は、緊張を極限まで要求されるので、観終わると、グッタリしてしまうほどです。

モンスターデザインをはじめ、アートワークの水準の高さも、この映画の寿命を延ばしているのだと思います。

「エイリアン」シリーズはすべて監督が違うので、シリーズは同じでも、異なる映画だと思って見た方が良いかもしれませんね。

以下、作品ごとに監督をあげておきます。

「エイリアン」リドリー・スコット監督
「エイリアン2」ジェームズ・キャメロン監督
「エイリアン3」デイビッド・フィンチャー監督
「エイリアン4」ジャン=ピエール・ジュネ監督

3までは、本当に楽しめます。しかし、4になると、水準がガクッと落ちた気がしました。
たいてい人気シリーズの最後はつまらないのですが、「エイリアン」シリーズのファンの方は、4は見ないほうがいいかもしれませんね(苦笑)。

「エイリアン」シリーズを観て思うのは、SFサスペンス、モンスターが出るホラー映画というものの原型がここにあるということ。と同時に、究極までこのジャンルのポテンシャルが引き出されているし、表現も限界まで突きつめられていること。
そのために、このシリーズ後の同ジャンルの映画がつまらなくなってしまうという現象が起きているのではないでしょうか。

SFバイオレンスの人気シリーズ「ターミネーター」も凄かったですが、
「エイリアン」の方が、映像美が印象深く、マニア向けかもしれません。

何はともあれ、この「エイリアン」の登場で、映画の歴史は確実に塗り替えられたことは間違いありません。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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