風花未来が、優れた詩や偉人の名言など、言葉(日本語)の力を再発見。「Web文章の書き方(ライティング)講座」を連載中。

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美しい言葉


日本の短編小説には美しい佳作が多いと思います。その中で、一番を決めるのは難しいので、今回は8作をあげてみました。

1)島木健作「赤蛙」第一義の道・赤蛙 (講談社文芸文庫)

2)戸川幸夫「爪王」⇒高安犬物語/爪王 (地球人ライブラリー)

3)梶井基次郎「檸檬」檸檬 (280円文庫)

4)中島敦「山月記」李陵・山月記 (新潮文庫)

5)菊池寛「藤十郎の恋」藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)

6)夏目漱石「夢十夜」文鳥・夢十夜 (新潮文庫)

7)谷崎潤一郎「刺青」⇒刺青・秘密 (新潮文庫)

8)山本周五郎小説日本婦道記」⇒小説日本婦道記 (新潮文庫)

9)太宰治「富嶽百景」走れメロス (新潮文庫)

10)三島由紀夫「憂国」花ざかりの森・憂国―自選短編集 (新潮文庫)

新たに追加した「小説日本婦道記」について。

山本周五郎の傑作短編集。小説というより、散文詩と呼びたくなるくらい美しい日本語が堪能できます。心技体がそろった言葉職人の世界にどっぷりと浸ってください。凛とした日本語のたたずまいに、心が清められることでしょう。

岩波文庫に次ぐ、文学の老舗であるはずので新潮社が島木健作の「赤蛙」を含む短編集を絶版にしたのは理解できません。

赤蛙 (新潮文庫)

売れるとか売れないとかは別にして、文学作品を正当に評価できる鑑識眼があるのならば、島木健作の短編集は絶版にするどころか、夏のキャンペーンで新潮100冊に加え、若い学生さんたちに推奨すべきだと思うのです。

島木健作の「赤蛙」は、一言で形容するならば「清冽」です。生命感を、ここまで純粋に結晶化させた短編小説は、世界にも例を見ないのではないでしょうか。

日本人として生まれたならば、絶対に読んでおくべき作品だと、強調させていただきます。

現在は、講談社文芸文庫の中に収録されています⇒第一義の道・赤蛙 (講談社文芸文庫)

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。


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