読みにくい慣用句の漢字

「美しい言葉.com」では、間違いやすい漢字について、何度かお伝えしていますが、慣用句の中にも、読みにくい漢字があります。

今回は「読みにくい慣用句の漢字」を取り上げます。

以下の慣用句を読んでみてください。

徒となる(   )首を回らす(   )吝かではない(   )

十重二十重に(   )野に下る(   )鎬をけずる(   )

臍をかむ(   )験をかつぐ(   )身を粉にする(   )

音をあげる(   )分が悪い(   )斜に構える(   )

いかがでしょうか? すらすら読めた人の方が少ないかと思います。意味も間違えていないでしょうか。

では、以下、正解をご紹介しますね。

徒となる【あだとなる】無駄になる、害となること。

首を回らす【こうべをめぐらす】頭を後ろに向けて、振り返ること。過去を振り返る、思い出すという意味にも使う。

吝かでない【やぶさかでない】何かをする努力を惜しまない、喜んで、何かをすること。

十重二十重に【とえはたえに】いくえにも重なるように、取り囲んでいる様子。

野に下る【やにくだる】公職を退き、民間の生活にはいること。

鎬をけずる【しのぎをけずる】刀の鎬を削り合うように、互いが激しく切り合うことから、激しく争う様をいう。

臍をかむ【ほぞをかむ】及ばないことを悔やむこと。

験をかつぐ【げんをかつぐ】良い前兆や縁起を気にすること。

身を粉にする【みをこにする】辛いことをいとわず、努力すること。

音をあげる【ねをあげる】弱音を吐くこと。

分が悪い【ぶがわるい】形成が不利なこと。

斜に構える【しゃにかまえる】まともに向き合わず、皮肉な態度で接すること。

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「れ入れ」言葉(表現)に注意

以前、「さ入れ表現」と「二重敬語」に注意という記事を書いたことがあります。間違いやすい日本語の中には、その他には「ら抜き」言葉(表現)があります。それと、「れ入れ」言葉(表現)も、あまり話題にはなりませんが、間違えて使っている人が意外と多いのです。

簡単に、「ら抜き」言葉と「さ入れ」言葉について復習してみましょう。

「ら抜き」言葉。可能の意味の「~られる」の「ら」が抜け落ちた間違い。

×食べれないものはありますか。

食べられないものはありますか。

「さ入れ」言葉。使役の意味の「~せていただく」に、不要な「さ」が入る間違い。

×土曜日は、休まさせていただきます。

○土曜日は、休ませていただきます。

では次に、「さ入れ」言葉(表現)について、ご説明します。

「れ入れ」言葉。「行ける」「書ける」などの可能の動詞に、不要な「れ」が入る間違いです。

×小学生でも、書けれますよ。

○小学生でも、書けますよ。

いかがでしょうか。ドキッとした人も、いらっしゃるのでは?

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「真面目」の読み方は?

真面目」を、どう読みますか?

まさか、「真面目」を読み間違えるはずがない、と思っていませんか。実は意外と正確に理解している人が少ないのが「真面目」という言葉なのです。

「真面目」には、二通りの読み方があります。それは「まじめ」と「しんめんもく」です。

最初の「まじめ」は、よく使いますよね。「顔つきや目つきが真剣である」ことから、「マジメ」という意味に「真面目」を当てたと言われています。

もう一つの「真面目(しんめんもく)」も、知っておくべき言葉です。「本来の姿。ありのままの姿。真価」の意味で、「真面目を発揮する」というふうに使います。

ただし、「今までにない新しいすがた」という意味を表す時は、「新面目(しんめんもく)」と書くので、間違わないでください。

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