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ウィリアム・ワイラー監督の映画「コレクター」を久しぶりに見た感想

映画「コレクター」を超久しぶりに、鑑賞しました。

アマゾンビデオで気軽に古い映画を見られるようになったからでしょう。正直、ビデオレンタル店にまで行って、この古い映画「コレクター」見る気力はありません。

「コレクター」(The Collector)は、1965年に制作されたイギリスとアメリカの合作映画。原作は、ジョン・ファウルズの同名小説「コレクター」。

監督は「ローマの休日」のウィリアム・ワイラー。主演は、テレンス・スタンプサマンサ・エッガー

それほど期待していたわけではなく、というか、むしろ失望するのが怖かったのです。

子供の頃に見た映画で最も衝撃を受けたのが、ヒッチコックの「鳥」、イングマール・ベルイマンの「沈黙」、そして、ウィリアム・ワイラーの「コレクター」だったから。

子供の時に衝撃を受けた映画を、大人になってから見直すのには、ある種の勇気がいります。幻滅したくないからです。

しかし、今回見た「コレクター」は、再鑑賞して良かったと正直感じました。

まず、第一に、子供の時は、衝撃は受けたけれども、意味がよくわからなかったのです。

今回、映画「コレクター」を見て、作者の意図が手に取るように理解できました。

この映画はアーティスティックな大人の娯楽作品です。主人公をそれほど異常だと感じなかったのは、私が大人になったせいでしょうか。

映画としての質は高い。第一級のエンターテインメント映画だと言って間違いありません。

密室心理劇、2人芝居の面白さを、ここまで描き切った映画が、他にあるでしょうか。

監督の美意識の高さ、アートワークの冴えには、目を見張るものがありました。

だが、超一流の作品かというと、それには何かが足りません。その足りない何かについては、機会を改めて語りたいと思います。

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