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美しい言葉

多くの名言を伝えた偉大なサッカー指導者、デットマール・クラマーさん逝く。


日本サッカーの父」と呼ばれ、多くの日本のサッカー人から敬愛されてきた、デットマール・クラマーさんが、亡くなられました。享年90歳でした。

このブログ「美しい言葉.com」でも、クラマーさんについて、取り上げたことがあります。

デットマール・クラマーさんは、とてつもなく弱かったサッカーの日本代表チームを、東京五輪でベスト8に導きました。その4年後、メキシコ五輪で日本が銅メダルを獲得したことはあまりにも有名です。

世界的なストライカーである釜本邦茂と快速ウイングの杉山隆一の名コンビ(日本代表の得点パターン)は、デットマール・クラマーさんが生み出したと言われています。

私はサッカー選手ではありませんが、クラマーさんに多大な影響を受けました。

どうしてか?

それは、これほど、発する言葉が魅力に満ちていた人はいなかったからです。極めて優秀なサッカーの指導者ですが、同時に、哲学者であり、思想家であり、人生の父のような大きな人間だったのです。

例えば、以下のようなクラマーさんの言葉があります。

サッカーは思いやりだよ。パスを受ける人の立場になって、受けやすいボールを出すことから始まる。

いかがでしょうか? 人生にも、そのまま当てはまりますよね。

また、こんな名言もありますよ。

ボールコントロールは、次の部屋に入る鍵だ。この鍵さえあれば、サッカーというゲームは、何でもできる。

クラマーさんは、日本代表のコーチに就任した時、選手に基礎を徹底的に教え込んだそうです。基本中の基本である、インサイドキックから指導したというから驚きです。

サッカーでは手が使えませんから、足で自由にボールをコントロールしなければいけません。これには訓練が必要であり、気持ちとしては「ボールを大切にすること」「ボールをていねいに扱うこと」が大事となります。

言葉も同じですね。言葉を大切にし、ていねいに扱うようになると、豊かな表現の世界という次の扉が開かれるのですね。

クラマーさんの言葉が輝いているのは、クラマーさんの人間力が頭抜けていたからだと思います。

クラマーさんは、生涯、サッカーにその愛を捧げました。そして、クラマーさんほど深い人間愛を抱いて生きた人を少ないのではないでしょうか。

私はクラマーさんと逢ったことも、話したこともありません。しかし、クラマーさんの言葉には長く親しんできたので、クラマーさんという人がどんな人なのかはわかります。

あふれんばかりの愛情を惜しみなくサッカーに捧げ尽した、クラマーさんから、私はこれらかも影響を受け続けると確信しているところです。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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