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映画「HACHI 約束の犬」を見て、大事なことを教えられました。

映画「ハチ公物語」が良かったので、ハリウッドのリメイク版の映画「HACHI 約束の犬」をアマゾンプライムで鑑賞しました。

見終った今、感想などは書かずに、余韻に浸っていたいというのが正直な気持ちです(苦笑)。

ただ、今の思いを忘れないうちに書き留めておきたいというあり、感想をまとめてみることにします。

「ハチ公」こと「ハチ」は正直で、賢く、一途な性格の犬です。それだけに、最初の飼い主の無垢な一点の曇りもない愛情に、全身で応えた。

しかし、不幸にも飼い主との突然の別れが一年あまりで訪れます。

「ハチ公」の物語が美しく哀しい理由は、人と犬、双方が純粋な愛情で結ばれていたこと。純粋すぎるから、美しく、そして悲劇的なのです。

ハチは、最初の飼い主の死後、再び「純愛」には巡り逢えませんでした。

怖ろしく正直で、感性が鋭く、一本気な犬だからこそ、人の心の濁り、移ろいやすい感情、愛の薄さを感じとってしまいます。

ですから、中途半端な情けに依存して埋没して暮らすより、純粋無垢な愛への追憶の日々に明け暮れることを、ハチ公は選んだのでした。

では、ハリウッド映画「HACHI 約束の犬」の出来栄えはどうでしょうか。

「HACHI 約束の犬」(原題: Hachi: A Dog’s Tale)は、2009年に公開されたアメリカ映画。1987年(昭和62年)に公開された日本映画「ハチ公物語」のリメイク作品。

監督はラッセ・ハルストレム。主演はリチャード・ギア

日本版の「ハチ公物語」とそん色ない完成度のある映画です。

日本版より、カットのつなぎ方が滑らか。流れるようにストーリーが進んでゆきます。

もちろん、時代や人物設定は変更されていますが、その変更で作品の質を下げている要素はありません。全体にそつのない作品に仕上がっていました。

日本版とハリウッド版も、テーマは同じであり、表現方法は異なりますが、作品の純度は同レベルです。

「人と犬との純愛物語」、いえ、「純愛物語」として鑑賞すると深いものが見えてくると感じました。

「変わらぬこと」の尊さ。愛の純粋さは永遠です。しかし、肉体と命は有限であり、いつか終わりが訪れます。

思い返せば、私は幼い頃から、動物に関するテレビ番組を見たり、動物記を読むことが好きでした。

映画では「狼王ロボ」、テレビでは「名犬ラッシー」「名犬ロンドン」「名犬リンチンチン」などに夢中で見入った日々が懐かしい。

「シートン動物記」は私の最初の愛読書です。

子供の頃に戻って、素直に動物記を読んでみたいと「HACHI 約束の犬」を見て思いました。

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