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「おっとり刀」という慣用句の使い方を間違えていませんか?


間違いやすい慣用句は数多くありますが、その中でも特に誤用されがちなのが「おっとり刀」です。「おっとりがたな」と読みます。

「おっとり」は「人柄や態度がゆったり落ち着いているさま。こせこせしないさま。おうよう」という意味をあらわす言葉。

そのため「おっとり刀」という慣用句を「のんびりしている」という意味で使ってしまう人が多いのですが、それは間違い。

例えば、以下のような誤用が生まれてしまいます。

彼は遅刻の常習犯だから、今回の会議もきっと、おっとり刀で現れるだろう。

上の表現では「おっとり刀」を「のんびりと」という意味で使っていますが、「おっとり刀」は「急いで」という意味で使うのが正しいのです。

こうした間違いを起こさないためにも、まずは「おっとり刀」という言葉の意味を正しく理解しましょう。

「おっとりがたな」は通常は「おっとり刀」と表記されますが、漢字にしますと「押っ取り刀」あるいは「押取り刀」となります。

漢字で表記するとわかりやすいのですが、もともとは「武士が刀を腰に差すまもなく手に取って飛び出すさま」をあらわしているのです。

したがって正しくは「大急ぎで。あわてて。取る物も取り敢えず」という意味で使います。

「おっとり刀で駆けつける」という言えば「急場の際に取る物もとりあえず駆けつける様子」を示しているのです。

「おっとり刀」の正しい使い方は、以下のとおり。

妊娠中の妻から陣痛が始まったとの連絡を受けたので、私はおっとり刀で病院に駆けつけた。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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