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三浦友和が主演した映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の感想


鉄道員を主人公にした映画で思い浮ぶのは、ピエトロ・ジェルミが監督・主演した「鉄道員」、高倉健が主演した「鉄道員(ぽっぽや)」です。

特に、ピエトロ・ジェルミの「鉄道員」は、映画史に残る傑作として有名。

それに比べ、映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」は、映画としては凡作です。

脚本、カメラワーク、演出、キャスティングなど、秀逸なところを見つけようと思っても困ってしまいます。

それなのに、こうして感想を書こうと思ったのは、ただ一点、三浦友和の存在感です。

「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」は「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」に続く、富山地方鉄道運転士のドラマを描く、地方鉄道を焦点にしたRAILWAYSシリーズ第2弾。監督は今作がデビューとなる蔵方政俊。出演は三浦友和。

この映画自体が、三浦友和にそれほど難しい演技を要求しておらず、結局は、中年になった三浦友和が普通に演じているだけとも言えます。

三浦友和の演技は上手くもなく、下手でもありません。演技力という点では、妻役を演じた余貴美子の方が上でしょうね。

でも、この映画は文句なく、「三浦友和の映画」であり、三浦友和を楽しむために生まれた映画のような気さえするのです。

三浦友和は、素直に良かったと思います。若い時の三浦友和を知っている人は、ギャップもまた楽しみの一つになるのではないでしょうか。

ともかく、三浦友和が渋い。そして、可愛い。

正直、こんな定年オヤジなど、現実にはいません。何かが庶民とはかけ離れている。それが、この映画の魅力かもしれない。

鉄道員として平々凡々に生きてきた定年男にしては、特別なオーラを出していて、ずっと見てしまうのです。

映画を見るというより、三浦友和の顔の表情、動きを追いかけているという感じでした。

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