風花心伝Rebirthをリリースできて、ホッとする間もなく、サポートなどに明け暮れています。

思えば、この風花心伝は、去年、病院のベッドで、あるシーンを想い出さなかったら、ひょっとすると、発表できなかったかもしれないのです。

そのシーンとは?

■ベッドの中で思い浮かんだ一人の女性

去年の春、手術を3回も受け、ベッドで寝ているしかありませんでした。

ある日の昼下がり、ふと一人の主婦の方との面談のシーンがベッドの中で、よみがえりました。

2010年に開講した時の塾生さんです。

おっとりとした方で、無口というか、ポツン、ポツンとしか、お話しされません。

その人は、風花シリーズは全部持っていて、風花塾にも入塾されているのに、まだ、ブログを一つも立ち上げていないと、おっしゃるのでした。

正直、その時は、冗談かと思ったのです。

「文章が、書けなくてねぇ~」
そう、独り言のように、その人はつぶやきました。

その後、ブログのテーマのこと、ジャンルのことなど、いろいろアドバイスしたのを憶えています。

ベッドの中で、私の体が急に、ピクンと動きました。
ハッと気づいたのです。

あの時、あの主婦の方は、本気だったのではないか。

あの人は、
本当に、真剣に、
一行の文が書けなくて、
悩んでいたのではないか、だとしたら……。

実は、そのことがなかったら、去年の「言響プロジェクト」は、やらなかったと思います。

「こだま」の中には、1行から書いてみましょう……、そういう箇所があります。

今ならば、「40字からのレッスン」とでも名付けるところですが、去年は、ただただ、書くことで苦しむ人が、一人でも少なくなってほしい、また書ける人には、もっともっと上達してほしい、その一念で「こだま」の原稿を書き続けていました。

滝壺の底に沈んで、座禅を組んでいるような気持ちで、メールを配信していたのです。

結果として、「こだま」は、長い長い文章になってしまいました。

今年になって思うのは、これからは、もっともっと「わかりやすく」、作業も簡略化できて、時間がとりにくい人でも実践できる方法でないと、時代の感覚からズレてゆくだろうということです。

これまで多くの方とお話しをさせていただきましたが、ほとんどの人は、目がまわるような忙しさの中で暮らしておられます。

女性の方は、家事、育児があり、パートにもでかけ、なおかつ介護もしなけれいけない人もいます。

男性も、残業で疲れ切ってから、パソコンのスイッチを入れる日々の連続……。

そうした実情をふまえ、もっとシンプルで、
しかも、将来性のある確かなビジネスモデルを、
明確に打ち出すことが風花の使命だと気づいたのです。

■「風花さん、わたしはふつうの主婦なんですよ!」

上のよううなメールが届いたこともありました。

「風花さんみたいに、若い時からずっと文章を書き続けている人なんか、滅多にいないでしょう。わたしはふつうの主婦なんですから、そんなわたしにも理解できるように、教えてくれなきゃ困るんですよ」

そう、あからさまには、おっしゃらなかったけれど、本音では、風花を叱りたい、そんなお気持ちだったんじゃないかと思います。

今になって、はらわたに沁みるほど、よくわかるのです。

そうした経験をふまえ「もっと優しく、もっとシンプルに」、そのことを、モットーに、今回の風花心伝は、作成しました。

いきなりは、ちょっという方は、無料セミナーから、どうぞ。