ジューサーにかけたフレッシュジュースが体に良いと思っていても、面倒なので、市販の野菜・果実ジュースで間に合わせているという人が多いのではないでしょうか。

 

ジュースは生野菜を切って、ジューサーで作らないとほとんど効果はないというのが、私の実感です。それも、野菜や果物の種類が多ければ良いというのは勘違いでしかなく、実は、リンゴとニンジンだけで充分であると言ったら、あなたは信じますか?

「命の恩人」と呼びたいくらい、健康づくりに効果絶大。

 

私はもともと体が強いほうではないので、健康には気を付けています。これまでに様々なことを試してきましたが、健康づくりにもっとも効果が感じられた方法を、今日はご紹介します。

 

今から15年ほど前、腎臓を患って、長い入院生活の後、名古屋から東京に引っ越すことになりました。当然ですが、周囲は全員が反対。私自身も、健康には非常に不安だったのですね。今度倒れた時は、死を覚悟しなければならない、そんな悲壮な思いを胸に抱いて上京したのを鮮明に覚えています。

 

東京に引っ越してから、ある人にすすめられたのが「リンゴ・ニンジン・ジュース」でした。

 

ジューサーで実際にしぼらなければならないので面倒なのですが、健康な体でいたいという強い気持ちから、続けてみようと決心。それから、1年間くらいは、ほぼ毎日欠かさずに「リンゴ・ニンジン・ジュース」を飲み続けたのです。

 

その結果は東京で生活した9年間、大きな病気をすることなく、死への恐怖はいつしか消えてゆきました。あまりに大げさな表現はしたくありませんが、私にとってこのリンゴ・ニンジン・ジュースは「命の恩人」と呼んでも言い過ぎではありません。

 

では、「リンゴ・ニンジン・ジュース」の最も簡単で、栄養を逃がさない作り方を、お伝えしますね。

 

簡単で、おいしいから、続く。

 

用意するものは、りんご1個、にんじん2本。これだけでOKです。

 

 

健康ジュースというと、いろんな野菜や果物を入れるイメージがありますが、あえて、リンゴとニンジンだけしか使いません。その方が簡単ですし、おいしいので、続きやすいのです。健康ジュースこそ「継続は力なり」。

 

次に、ジューサーに入れやすいように、切ります。けっこうな量になります。

 

 

ここでポイントとなるのが、にんじんの皮をむかないこと。にんじんは皮の直下に栄養素が集中しているので、皮をむいてしまうと、大事な部分を捨ててしまうことになってしまうからです。りんごも種の部分だけとり、皮はむきません。

 

次に、ジューサーでしぼれば、できあがり。ボールに一杯あった、ニンジンとリンゴも、ジューサーにかければ、これだけの量に。これなら、すべて飲めますね。

 

 

いかがでしょうか。このように、作るのに10分もかからない簡単さが魅力。おいしくて、作るのが簡単だから、続けられるんですね。

 

さて、この「リンゴ・ニンジン・ジュース」が、どうして体に良いのかについて、ご説明いたします。

 

栄養素たっぷりのニンジンは、野菜の王様。

 

ニンジンは、野菜の王様と言いたくなるほどの豊富な栄養素を有しています。ビタミン類を約30種、ミネラル類を約100種も含んでいるというからビックリ。

 

その中でも注目すべきは、β―カロチン。このβ―カロチンは、「抗酸化作用」「抗発ガン作用」に優れていると言われています。つまり、老化を防いでくれるのです。

 

またβ―カロチン、体内で必要な分だけビタミンAに変換されるそうで、このビタミンAは、視覚の正常化に効くとか。リンゴ・ニンジン・ジュースを飲み始めると、眼が疲れにくくなるのですが、これもニンジンの持つβ―カロチンのおかげなのですね。

 

リンゴは抗酸化作用に優れた、果物の女王。

 

一日一個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざが、イギリスにあるそうです。リンゴは昔から「林檎の医者いらず」と言われるくらい、体に良い果物として有名ですよね。

 

病人にリンゴをすって食べさせるシーンを映画などで見たことがあるのではないでしょうか。

 

さて、リンゴのどこが体に良いかと言いますと、リンゴに含まれている水溶性食物繊維には「ペクチン」と呼ばれる成分があり、悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

 

また、抗酸化力に非常に優れていて、顔のしみが薄くなったり、肌がすべすべになったり、アンチエイジングに効くとのこと。

 

飲んだ直後に感じる、即効性こそが本物の証し。

 

まあ、医学的、栄養学的なことは、詳しくは知らないのですが、飲んだ直後に「元気になった」「力が湧いてきた」「やる気が出てきた」という実感があることが、リンゴ・ニンジン・ジュースが本当に効くことの証明だと私は思っています。

 

市販のペットボトルやカンに詰められたジュースから、飲んだ直後に、効果を実感したことは、残念ながらありません。たぶん、体にいいんだろうね、と願いながら飲んでいるわけです。ここが、決定的な違い。

 

ジューサーでしぼるリンゴ・ニンジン・ジュースからは「成分が生きている」ことが感じられます。これは理屈ではありません。

 

風邪をひいた時に、飲むと治ってしまうのは、リンゴ・ニンジン・ジュースには豊富な栄養が含まれていて、しかも、免疫力をアップさせる力があるからでしょう。

 

去年はそれほどひんぱんには飲めませんでした。今年2014年は、リンゴ・ニンジン・ジュースを飲んで、元気な暮らしを楽しみたいと思っています。