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映画「死ぬまでにしたい10のこと」を見た感想

映画をDVDで鑑賞しました。そのタイトルは「死ぬまでにしたい10のこと」。原題は“My Life Without Me”

不思議な雰囲気の映画です。

この味はアメリカ映画にはないですね。やはり、カナダとスペインの合作だからでしょうか。

余命いくばくもないと告げられた女性が、どのように生きるか……、それをシリアスではなく、ちょっと物憂げに、けだるささえ覚えるような独特のタッチで、描出しています。

見始めてみると、役者が映画制作のために演じていることを忘れ、ふつうの人がスクリーン上で生活しているような錯覚させ感じました。

人生とは何かみたいな、肩に力を入れたところがなく、自分の内面に住んでいた自分に正直にただ生きてみたらこうなった、という風に自然体で描いているところが、これまでの同様の設定の映画と根本的に違うところだと言えるでしょう。

死を見つめることで、自分の正体が見えてきたり、生きる実感が強くなることはあるものです。

私自身、2度ほど死にかけた経験がありますし、母親と兄に死なれているので、死はそれほど遠い存在ではありません。

自分の死が近づいていることを知ることで、初めて自分らしく生き始めるという主人公を描いた映画の傑作が、黒澤明監督の「生きる」。

ドラマでは草なぎ剛が主演した「僕の生きる道」が、たいへん優れていると思います。

上の2作品を見た上で、再び「死ぬまでにしたい10のこと」を見ると、また違った感銘を受けるかと思います。

女性視点の映画ですが、女性の感想をたくさん聞いてみたい気がしますね。

ともあれ、毎日をより充実して過ごすために、「死を見つめること」は、たまには良いことだと思います。

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