映画「白と黒」を、初めてアマゾンビデオで鑑賞しました。名作とまでは評価できませんが、最後まで楽しめるエンターテインメント映画です。

 

「白と黒」は1963年4月10日に公開された、サスペンス・ミステリー映画。監督は堀川弘通

 

最大の見どころは、仲代達也小林正樹大空真弓乙羽信子淡島千景西村晃など、昭和の名俳優たちの安定した演技力でしょうね。本当に昭和の俳優たちの演技力はレベルが高かったと今さらながらに思います。

 

主役から脇役まで、演技力のない人は一人もいません。きっちりと自分に与えられた役を演じきっています。これは当たり前のようですが、本当に素晴らしいことだ実感しました。

 

次の見どころは、橋本忍のオリジナル脚本。二転三転するクライマックスからラストまでは、濃厚なサスペンスを堪能できます。

 

次は、村井博の撮影。深みのあるモノクロの映像は物語の内容にジャストフィット。主人公の仲代達也の心理描写において、カメラアングルが大きな効果を上げていて、カメラマンの確かな力量も作品の質の向上に貢献していると感じました。