単純なものは強い、シンプルでないと幸福感は薄い、などと最近、しきりと痛感しているのですね。

自分が生きていることを確認しようと、日々もがいているのですが、ふと、視界が開ける気がしました。

以下の言葉が、口をついて出てきたから。

太陽が照り、
大地が広がり、
水が流れ、

人びとが出逢い、
語らい、

風が吹き、
花が咲き、

人々は暮らしを紡ぎ、

太陽は照り、
大地は広がり、
水は流れつづける。

私の職業はインターネットビジネスです、日々、パソコン、タブレット、スマホ、ケータイと、様々な端末を使っています。そうした、末梢神経的な狭い世界をのぞき込んでいると、生きていることの根本的な意味、世界の広がりと自分の立ち位置などが、見失われがちに。

ビジネスという言葉が、勘違いを生んでいるのではないでしょうか。自分が打ち込む行為を、ビジネスではなく、仕事、生業(なりわい)、いや「いとなみ」と呼びたい。日々のの「いとなみ」が、太陽、大地、水、風、花などと離れてはいけない、そう、切に思うのです。

人は一生のうちで、そんなに多くのことはできません。この世に生まれ、何かを愛し、死んでゆくだけのこと。その限られた時間の中で、何ができるのかを、しっかりと確認した上で、暮らしたいのです。

自分が著した「風花心伝」のイメージを、上の言葉の連なりにまで、広げてみたいと思います。そうすることで、進む道を誤ることはなくなる、そんな気がしています。