現在、「文章読本」の類いを読み返しているのですが、いろいろ思うことがあります。

 

今日はそれについて書いてみますね。

 

テーマは「文章力を向上させる意外な方法」です。

 

文章力の基礎は、文法的な知識だとか、接続詞や助詞の使い方など、技術的なことが中心になっていると考えている人が、多いのではないでしょうか。

 

実は、それは間違いです。

 

文才がないために、文章ではかなり苦労してきた私が言うのですから、少しは耳を傾ける価値はあるかもしれません。

 

最近になって思うのですが、文章上達の秘訣は、たった一つしかありません。

それは「感動」です。

 

良い文章に出逢ったら、素直に、豊かに感動できる感性を、常にもっていること。

 

文章修行時代、私は「感動」した文章は必ずコピーし、ファイルすることにしていました。

 

それを喫茶店、あるいはトイレなどで、繰り返し読む。時には、自分の部屋で、大声で朗読する……。

 

そういうことを繰り返しているうちに、鬼のような上司にも、文章を誉めてもらえるようになりました。

 

文章のお手本と呼ばれる本を、冷めた頭でいくら分析しても、文章力は身につきません。

 

文章力をつけるためには、文章読本などの技術書を読むより、良い文章に接して感動した経験を、積み重ねる方が、良い文章だけが持つ独特の呼吸が会得できるのです。

 

その人の文章力の質は、それまでの人生の中で、どれくらい素晴らしい文章と出逢い、どれくらい豊かに感動できてきたか、そのことによって大きく左右されるといっても過言ではありません。

 

良質な文章と深く、長く付き合うことで、自分が成長してゆくことも期待できます。