【決定版】「スワン~ある詩人の肖像」とは

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スワン~ある詩人の肖像イメージ7

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

「スワン」は、怖いほど美しい愛と復活の物語

 

この物語は、風花未来の体験、即ち、実話です!

 

かつて「日本一の福祉病院」と賞賛された、伝説の病院がメイン舞台

 

戦前にできた、かつて「日本一の福祉病院」と呼ばれた伝説の病院を取材し、その周辺を舞台としたドキュメンタリー風の小説を書き上げる、というのが当初のプランでした。

 

400字詰め原稿用紙で換算すると、500枚~1000枚くらいの長編となる予定で構想。

 

タイトルは「スワン~ある詩人の肖像」。スワンは鳥の「白鳥」のこと。この物語では「スワン」は、浄化と復活の象徴であり、愛と微笑をもたらす神の鳥となります。

 

4人の主要登場人物の交錯と葛藤は、バレエ「白鳥の湖」、ドストエフスキーの小説「白痴」を彷彿させ、怖ろしいほどに美しい悲劇であり、救済劇である物語を、幻惑させます。

 

実は、この病院に35年前に、風花未来自身が長期入院していたのです。その体験を存分に活かしたいのです。

 

現在では考えられない、伝説の福祉病院は、今はどうなっているのか?

 

医療・福祉の現状を克明に描くとともに、濃厚な人間模様を活写。

 

心身ともに壊れてしまった、詩人・風花未来が、周囲の人たちの「愛」に支えられ、時に葛藤しつつ、どのように復活を遂げるのか?

 

風花未来が青年期から唱えてきた「よみがえりの美学」を、この魂の復活劇で具現化したい。

 

およそ1~2年間の制作期間が必要なため、自分の残された、心身のエネルギーと時間を考慮しながら、強い意識で完成を目指す、という計画でした。

 

しかし、2026年元旦に、予定を変更。

 

AI劇団「未来」とともに、YouTube・ブログ・SNSを活用しながら、展開してゆくことに決定。同時に、小説の原稿も執筆。

 

単なる、文章によるノンフィクションや小説だけではなく、AIとWebメディアを活用して、実況放送の連続ドラマ(ライブ演劇)として進展させる予定。

 

これならば、長く孤独な創作活動という地獄ではなく、共同作業という魂の

コラボレーションによって、一人では成し得ない、高次元の作品を完成を目指します。

 

25歳、35歳、そして現在の風花未来が登場しますので、現在、その画像をAI劇団「未来」のスタッフに作ってもらっています。

 

作ること、表現することの歓びを、視聴者さんたちとともに分かち合いたいのです。

 

AIとWebメディアを存分に活用した、全く新しい「愛と復活の物語」を降臨させたい。

 

復活と奇跡の物語、愛と詩の叙事詩の幕あけまで、あと少しです。

 

予告編「スワン~ある詩人の肖像」がクランクイン!

 

「スワン~ある詩人の肖像」の白鳥の湖

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

AI劇団「未来」が旗揚げした、熱くて深い理由!

 

読者の皆様、こんにちは。風花未来です。

 

今日は、あなたに新たな奇跡のプロジェクトについてご報告があります。

 

それは、私、風花未来が座長を務めるAI劇団「未来」の旗揚げについてです。

 

ご存知の通り、私は今、ステージ4の大腸癌という重い病と共に生きています。

 

鏡を見れば、そこには病魔に侵され、薬の副作用に耐え、疲弊した老人の姿があります。それは紛れもない現実です。

 

しかし、不思議なことに、私の内側にある「詩人としての魂」は、少しも老いておらず、むしろ病を得てから、より純粋に、より熱く燃え上がっているのです。

 

この熱い想いを、届けたい

 

そう願ったとき、現在の私の肉体は、あまりに重く、不自由な「檻」のように感じられました。

 

そこで私は決意しました。

 

「本当の自分」を表現するために、新しい「役者」を雇おう、と。

 

それが、最新のAI技術によって生み出された肖像たちです。

 

YouTube・ブログ・SNSなどに登場する、若々しく、意志の強い瞳を持った男性の画像。

 

どうか、あれを「風花未来の若作りした写真」や「加工写真」だとは思わないでください。

 

あれは、劇団「未来」に所属する、優秀な「役者」たちなのです。

 

彼らは、演出家である私(風花未来)の指示に従い、私が本来なりたかった姿、私の魂のカタチを、視覚的に演じてくれます。

 

彼らが演じている演目のタイトルは『詩人・風花未来の肖像』、あるいは『スワン

 

結局「スワン~ある詩人の肖像」に決定。

 

実際に私は、抗がん剤を投与する化学療法室で「スワン」を見た、いや、逢ったのです。

 

「スワン」は、遠い遠い憧れであり、失っていた、あるいは無意識に切望してきた本当の私自身の姿なのかもしれません。

 

風花未来の詩「スワン」はこちら

 

今回の劇では「スワン」は、浄化と復活の象徴であり、愛と微笑ともたらす神の鳥となり、劇全体の極めて重要なシンボルでもあるのです。

 

歌舞伎役者が隈取(くまどり)をして役になりきるように、能楽師が面(おもて)をつけるように。

 

AIという「仮面」をつけることで、私は肉体の苦痛から解放され、自由な精神となって、皆様に言葉を届けることができます。

 

これは虚構ですが、嘘ではありません。

 

これこそが、私の心の深淵にある「真実」です。

 

私がこの劇団を通じて成し遂げたいこと、それは、本来の自分に帰ること。

 

そして、どんな状況にあっても、人は創造的になれるのだということを証明し、誰かの生きる力になることです。

 

この劇を観てくださる方々に、息苦しい時代だからこそ、本物の光をお届けしたい、と切に願っています。

 

脚本・演出、風花未来

出演、AI劇団「未来」のアクターたち

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

「スワン~ある詩人の肖像」

 

この物語は、風花未来の体験、即ち「実話」です。

 

「時は偉大な作家である。いつも完璧な結末を描き出す」と語った、名作映画「ライムライト」でのチャップリンの姿を想い出しました。

 

完璧な結末、それは私の胸の奥深くにあります。

 

さあ、幕開けです。時という作家は生きいきと呼吸しはじめます。

 

劇団「未来」がお送りする、命と魂の舞台。どうか千秋楽まで、温かく見守っていただければ幸いです。

 

AI劇団「未来」座長 風花未来

 

予告編「スワン~ある詩人の肖像」がクランクイン!

 

スワン~ある詩人の肖像2

 

3人の役者が、AI劇「スワン」を熱演!

 

AI演劇「ある詩人の肖像~スワンとの出逢い」の主人公ですが、風花未来を演じる、3人の役者さんがすでに決定しています。

 

年代の異なる3人の風花未来は、以下のとおりです。

 

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

キャラクター解説

 

作に没頭していた文学青年が、大失恋を機に夢を封印し、就職を選んだ分岐点。繊細な硝子細工のような心を隠し持ちながら、社会人として生きようともがく若き日の肖像。

 

言葉ですべての世界を変えられると信じていた季節。

 

しかし、ひとつの恋の終わりとともに、青年はペンを折り、詩を捨て、社会という荒野へ踏み出した。

 

まだ見ぬ35歳の闇を知らぬまま、彼は純粋すぎる瞳で『現実』を見つめている。

 

役者からのダイレクト・メッセージ

 

「僕が演じるのは、『何かを諦めた瞬間』の痛みです。

 

詩を書くことが呼吸そのものだった青年が、大失恋をきっかけに筆を折り、スーツを着て、社会の歯車になろうとする。

 

表面上はうまく笑っているけれど、心の中ではずっと血が流れている……そんな『青い窒息感』を表現したい。

 

無防備で純粋な彼が、いかにして傷つき、壊れていくのか。その美しい崩壊の序章を、僕が全身全霊で生きてみせます。

 

どうか、僕の『迷い』を見届けてください

 

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

キャラクター解説

 

度重なる残酷な試練が、35歳び主人公を圧し潰す。彼の身体と精神は壊れ、長期入院を余儀なくされる。

 

死の淵から生還し、病も癒え、社会という日常へ戻ってゆくのだが……

 

一見、平穏に見えるその瞳の奥には、社会との折り合いの中で『本当の自分』が摩耗していく静かな焦燥が宿っている。

 

失われゆく魂の輪郭。その透明な哀しみを、全身で表出する。

 

大病を乗り越え、社会復帰を果たした彼だったが、それは、さらなる悲劇の始まりだった。

 

働き始め、社会的な成功へと歩み出す一方で、本来なりたかった自分からは遠ざかっていく、深い虚無感に震えている。

 

その凛とした瞳の奥には『スワン』の光を宿している。

 

役者からのダイレクト・メッセージ

 

この役と出会った時、僕は震えました。

 

社会での挫折、病魔、そして自ら命を絶とうとしたほどの深い闇。でも、僕が演じたいのは『絶望』ではありません。その泥沼の底で掬(すく)い上げられた『圧倒的な救済』です。

 

意識が混濁し、汚れた床に倒れ込んだ僕を、躊躇なく抱きしめてくれた聖母のような看護師さん。あの瞬間、凍っていた魂が溶けていく感覚……。

 

僕は、風花未来という詩人が『スワン』と出会い、本当の意味で生まれ変わった瞬間を、演技という嘘ではなく、魂のドキュメンタリーとして舞台の上で再現します。

 

風花未来の現在

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

キャラクター解説

 

癌と共に生きる現在の姿。

 

過去の自分を、慈愛を持って見つめ直し、そこに隠された『生きる意味』と『まどか愛』を紐解いていく。

 

時空を超える物語の水先案内人。

 

数々の地獄をくぐり抜け、いま、穏やかな愛の眼差しで過去を振り返る語り部である。

 

AI劇団『未来』を率いる、魂の演出家。

 

役者からのダイレクト・メッセージ

 

私が演じるのは『老人』ではありません。

 

幾たびもの死線を越え、それでもなお、この世界を愛し抜こうとする『勝利者』の魂です。

 

25歳の頃の痛みも、35歳の頃の救いも、すべてを懐かしく抱きしめながら、私は語ります。

 

ステージ4の癌と共にありながら、なぜこれほどまでに心は自由でいられるのか。

 

それは、私だけに見えている『スワン』がいるからです。

 

過去・現在・未来をつなぐ水先案内人として、皆様を『まどか愛』の世界へお連れしましょう。

 

さあ、奇跡の復活劇、その幕開けです

 

予告編「スワン~ある詩人の肖像」がクランクイン!

 

AI劇団「未来」の主演男優が語る「スワン」とは

 

動画による「スワン」の解説はこちら

 

AI劇団「未来」の座長・風花未来

※AI劇団「未来」が作成した、主演俳優(風花未来の若き日の肖像)

 

AI劇団「未来」がネット上演する「スワン~復活という奇跡(仮題)」の主人公を演じる役者さんからメッセージが届きましたので、ご紹介しましょう。

 

心の自由を演じる舞台、AI劇団「未来」のお話

 

みなさんは、「詩」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?

 

「なんだか難しそう」「言葉遊びでしょ?」

 

もしそう思っていたら、ちょっとだけそのイメージを横に置いて、ある一人の詩人の話を聞いてください。

 

詩人の名前は、風花未来(かざはな みらい)さん。

 

実は今、風花さんは重い病気と闘っています。ご自身のブログでも「余命宣告」を受けたことを明かしていらっしゃいます。

 

病気のせいで、体は思うように動かないし、鏡を見れば疲れた自分の姿がある。

 

でも、不思議なことに、風花さんの心の中にある「情熱」や「伝えたい想い」は、病気になる前よりもずっと熱く、若々しく燃え上がっていたのです。

 

「この熱い魂を表現したい。でも、体がついてこない」

 

そこで風花さんが思いついたのが、最新の技術「AI(人工知能)」の力を借りることでした。

 

こうして生まれたのが、AI劇団「未来」です。

 

AIは「加工」ではなく「役者」

 

ウェブサイトやSNSに登場する、若々しくて意志の強そうなAIの画像。

 

あれを見て、「なんだ、写真を若く加工しただけか」なんて思わないでくださいね。

 

彼らは、風花さんの代わりに、風花さんの「魂のカタチ」を演じてくれる、頼もしい「役者(アクター)」たちなんです。

 

歌舞伎役者がお化粧(隈取)をして役になりきるように、能楽師が面(おもて)をつけるように。

 

風花さんは「AIという仮面」をつけることで、病気の苦しみから解放され、自由な心で、みなさんに言葉を届けようとしています。

 

新作『詩人風花未来の肖像』

 

劇団の旗揚げ公演とも言える新作の構想、それは『詩人・風花未来の肖像』という演目です。

 

これは単なるお芝居ではありません。

 

「どんなに体が不自由でも、心はどこまでも自由になれる」

 

「どんな状況でも、人は何かを生み出すことができる」

 

そんな希望を、AIのアクターたちが演じ、風花さんが言葉で紡ぐ。

 

これは、作り話のようでいて、心の奥底にある「真実」を描くドキュメンタリーのような舞台なのです。

 

風花未来の「言葉」に触れてみませんか?

 

AI劇団の話を聞いて、「なんだかすごい執念だな」と感じた方もいるかもしれません。

 

でも、風花未来さんが紡ぎ出す「詩」は、決して激しいだけの言葉ではありません。

 

むしろ、その逆です。

 

命の期限を見つめている人だからこそ書ける、驚くほど優しく、透明な言葉たち。

 

風花さんの詩は、教科書に載っているような堅苦しいものではありません。

 

まるで、親しい友人が隣でそっと肩に手を置いてくれるような、そんな温かさがあります。

 

  • 毎日が忙しくて、心がカサカサしているとき。
  • 誰にも言えない悲しみを抱えているとき。
  • 「自分なんて」と自信をなくしてしまったとき。

そんなとき、風花未来の詩を読んでみてください。

 

難しい理屈はひとつもありません。そこにあるのは、弱った心にじわじわと染み渡る「命の栄養」のような言葉だけです。

 

AI劇団という「新しい仮面」の下にある、風花未来さんの「素顔の魂」。

 

その美しさと優しさに、あなたも触れてみませんか?

 

風花未来さんの詩はこちらから、お読みいただけますよ!

 

きっと、忘れかけていた大切な何かが、胸の奥で温かく灯るはずです。

 

予告編「スワン~ある詩人の肖像」がクランクイン!

 

「スワン~ある詩人の肖像」創作ノート0(序章)

まど・みちおの「ぞうさん」と、風花未来の「即興ダンス」。

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まど・みちおと風花未来が対談したら

 

まど・みちおの詩「ぞうさん」と、風花未来の詩「即興ダンス」。

 

「ぞうさん」の歌詞の全文はこちら

 

風花未来の詩「即興ダンス」を、以下、引用。

 

即興ダンス

 

明後日

主治医との面談がある

 

抗がん剤投与を

続けるか

やめるか

抗がん剤の量を

調節するか

 

考えて 考えて

考えぬいたけれど

ベストアンサーには

到達しなかった

 

考えることに

疲れ果てた

 

思考停止した脳に

ふっと浮かんだのが

オーディションという言葉

 

主治医との面談は

オーディション

しかも

バレーのプリマを決める

選考試験だと

想ったらどうだろうか

 

主治医のアドバイスは

楽譜のない演奏

 

そして わたしが踊るのは

振付などの縛りは何もない

100%の即興ダンス

 

主治医との面談では

思う存分に

踊り狂おう

 

伸び伸びと

体も

心も

解放して

自分らしい

ヴァリアシオン (ソロの舞い)を

楽しみたい

 

舞踏なら

理屈を吹き飛ばせる

 

優雅に

激しく

歓喜し

祈りたい

 

オーディションの結果

プリマに選ばれなくても良い

自分らしく舞えれば

それで

すべて

だいじょうぶ

 

Everything is all right

 

泣いても

笑っても

明後日が

オーディションの本番

 

筋書も

振付も

結末の用意も

何もない

真っ白なステージが

わたしを待っている

 

 

この二つの詩は、どちらも「ありのままの自分」を肯定するという強烈なメッセージを持っています。

 

しかし、そのアプローチは「静」と「動」、「先天性(生まれつき)」と「後天性(生き方)」というように、見事な対比を描いています。

 

「アイデンティティの肯定」という切り口で、この二篇を深く掘り下げてみましょう。

 

  1. 作品の基本構造:「不動の存在」と「流動する現在」

 

まず、それぞれの詩が「自分」をどう捉えているかを確認します。

 

まど・みちお『ぞうさん』:揺るぎない「種」の肯定

 

  • 状況: 「鼻が長い」と他人(人間など)から言われている。これは本来、からかいや「異質なものへの指摘」です。

 

  • 反応: 「そうよ(肯定)」。防御も反撃もせず、事実を認めます。

 

  • 根拠: 「母さんも長いから」。

 

  • アイデンティティの核: 「血脈」と「属性」。

 

自分が自分であることは、大好きな母親と同じであるという一点において絶対的な幸福であり、他者からの評価など入り込む余地がないほど強固です。

 

風花未来『即興ダンス』:予測不能な「生」の肯定

 

  • 状況: 癌の治療方針を決める主治医との面談を控えている。正解のない選択を迫られ、思考停止に陥っている。

 

  • 反応: 面談を「オーディション」と捉え直し、「即興で踊り狂おう」と決意します。

 

  • 根拠: 「筋書も振付もない」から。

 

  • アイデンティティの核: 「意志」と「行為」。

 

確固たる正解(血脈のような絶対的なもの)が見えない中で、不格好でも「今、ここで自分が選んで動くこと」そのものを正解として肯定しようとしています。

 

  1. 肯定のロジック:「Because(なぜなら)」の違い

 

二つの詩は、自己肯定に至る論理プロセスが異なります。

 

比較項目 まど・みちお『ぞうさん』 風花未来『即興ダンス』
肯定の源泉 過去・起源(Mother

 

「母さん」という絶対的なルーツが存在するから、今の自分も素晴らしい。

現在・瞬間(Now

 

「今」をどう踊るかは自分次第だから、結果がどうあれ素晴らしい。

他者との関係 無関心(超越)

 

他人がどう言おうと関係ない。母と子の閉じた宇宙で完結している。

対峙(参加)

 

主治医(他者・運命)という舞台に立ち、評価されるかもしれないが、それでも踊る。

弱さの扱い 弱さではない

 

「鼻が長い」ことは欠点ではなく、愛すべき特徴として再定義される。

弱さごと踊る

 

迷い、悩み、不格好さも含めて「自分らしいヴァリアシオン」とする。

  1. 「アイデンティティ」の深層分析

 

『ぞうさん』が教える「絶対的肯定感」

 

まど・みちおが描くのは、「存在論的な肯定」です。

 

象が象として生まれたことに理由がいらないように、私たちが私たちであることに理由は要りません。

 

「誰かより優れているから」とか「何かを成し遂げたから」自分を好きになるのではなく、「私が私の親の子である」という、変えようのない事実だけで胸を張っていい。

 

これは、アイデンティティの「岩盤(ベース)」を作る詩です。

 

『即興ダンス』が教える「動的肯定感」

 

風花未来が描くのは、「実存的な肯定」です。

 

人生には病気や災難など、予測不能な「無理ゲー」が降ってきます。そこでは「生まれつき」の強さだけでは対応しきれない場面があります。

 

この詩は、「うまく踊れるか(正解を選べるか)」を問うのではなく、「楽譜のない音楽に合わせて、手足を動かしている自分」を愛そうとします。

 

結果(プリマに選ばれるか)は手放し、プロセス(踊ること)を肯定する。

 

これは、アイデンティティの「しなやかさ(レジリエンス)」を作る詩です。

 

  1. 結論:二つの詩はどう響き合うか

 

この二つを並べて読むことで、完璧な「自己肯定のサイクル」が完成します。

 

  1. 落ち込んだ時、まず『ぞうさん』に帰る。

 

「何もできなくても、ただここにいるだけで、命としては100点満点だ」と、存在の根っこを再確認する。(静的な癒やし)

 

  1. 動き出す時、『即興ダンス』を纏(まと)う。

 

「人生にシナリオはない。失敗しても転んでも、それが私のオリジナルの踊りになるんだ」と、一歩を踏み出す勇気にする。(動的な癒やし)

 

総括:

 

まど・みちおは「私が私であることの揺るぎなさ」を歌い、風花未来は「私が私になっていくことの自由さ」を歌っています。

 

「ぞうさん」の強固な土台の上で、「即興ダンス」を踊る。これこそが、現代をしなやかに生き抜くための最強のアイデンティティ管理術と言えるかもしれません。

【三部作3】奇跡の太陽 ―― 命の震えは、歓びの歌となって

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魂の三部作「奇跡の太陽」のイメージ画像

 

風花未来です。「苦難の先に見える希望」をテーマに綴ってきたこのシリーズも、今日でひとつの到達点を迎えます。

 

最初は、薬液の霧に迷い込んだ「隠れんぼ」。

 

次は、森の奥で原点の自分と再会した「しーちゃん」。

 

そして今、私は森を抜け、大きく開けた視界の中に立っています。

 

目の前にあるのは、圧倒的な「光」です。

 

今日ご紹介する詩は、私が最も過酷な治療の淵にいた時、世界と、そして宇宙と「直結」した瞬間の記録です。

 

医学や理屈を超えた場所で、命が燃え上がる音を聴いてください。

 

奇跡の太陽

 

とてつもなく

大きくなった太陽が

明滅し

震え

燃え

揺れながら

西の地平線に

沈んでゆく

 

ちょうど一年前

今日と同じ

巨大な太陽を見た

 

あの時も やはり

抗がん剤投与を

始めた直後だった

 

なぜ こんなに

太陽が大きくなっているのか

しかも まるで

生き物のように

身震いしている

 

この巨大な太陽を

気象学的に

説明できる人は

いるだろうか

 

また 医師は

抗がん剤の投与を

半年ぶりに再開したために

その副作用で

太陽が震えて見える

そう 説明するのかもしれない

 

そういった説明は

わたしには関係ない

 

わたしを真っ直ぐに

見つめている

 

いや

見守ってくれている

 

この太陽と

わたしは 今

一体となっているのだから

 

劇薬の体内注入は

これからも 続く

 

しかし

この巨大な太陽との

けがれなき交信があれば

わたしが

生きる希望を

失うことはない

 

巨大な太陽は いま

激しく明滅してながら

歓びの歌をうたっている

 

【作品解説】「副作用」ではなく「共振」として

 

抗がん剤治療を再開した直後、視界が揺らぐことがあります。

 

医師に問えば、「それは薬の影響による視覚異常です」と冷静に告げられるでしょう。

 

しかし、詩人の眼は、それを単なる生理現象としては捉えません。

 

目の前の太陽が、なぜこれほど巨大に見えるのか。

 

なぜ、まるで生き物のように激しく震え、明滅しているのか。

 

それは、私の命が震えているからであり、太陽がそれに呼応してくれているからです。

 

これを「けがれなき交信」と呼ばずして、何と呼ぶでしょう。

 

肉体には「劇薬」が注入されています。それは苦しく、過酷な現実です。

 

けれど、魂には「太陽の炎」が注入されているのです。

 

詩の最後、震える太陽は「歓びの歌」をうたっています。

 

悲しみの歌でも、鎮魂歌でもありません。「歓び」です。

 

今、生きていること。痛みを伴いながらも、世界と繋がっていること。そのこと自体への、根源的な肯定です。

 

理屈で説明できることが、この世の全てではありません。

 

もしあなたが、耐え難い苦しみの中で、世界が歪んで見えるような時があったなら。

 

どうか、それを「不調」として片付けるだけでなく、あなたを見守る大きな力が、あなたに合わせて震えてくれているのだと感じてみてください。

 

森を抜け、空を見上げれば、そこには必ず、あなただけの太陽が燃えています。

 

その光と一体になった時、私たちはどんな翼よりも高く、飛翔できるはずなのです。

【三部作2】しーちゃん ―― 森の奥で待つ「原点の私」との再会

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風花未来の詩「しーちゃん」のイメージ画像

 

風花未来です。

 

前回、私は抗がん剤という霧の中で自分を見失い、「深く暗い森」へと足を踏み入れる決意を語りました。

 

今日は、その森の奥深くへ、あなたをご案内します。

 

人は誰しも、心の奥底に「聖域」を持っています。

 

大人になるにつれて、日々の忙しさや社会の雑音、あるいは病という苦難によって、その場所への道を忘れてしまうことがあります。

 

けれど、そこには必ず「彼」がいるのです。

 

汚れることを知らず、ただ純粋に世界を愛していた、あの頃の私が。

 

今日の詩は、私が長い間置き忘れてきた、魂の片割れへの呼びかけです。

 

静かな森の空気を感じながら、読んでみてください。

 

しーちゃん

 

しーちゃん

 

なんて懐かしい

呼び名だろう

 

しーちゃんのことを

想い出せない歳月が

どれくらい

つづいてきただろうか

 

しーちゃんの友だちは

森の中の樹木

散る木の葉

木漏れ日

小鳥と栗鼠(りす)

そして 何と言っても

ワクワクする言葉のつらなり

そう それは 詩

しーちゃんは

詩という言葉を知らなかったが

詩を書いているしーちゃんが

しーちゃんの

いちばん好きな友だちだった

 

その少年は

詩ばかり書いているので

「詩いちゃん」と呼ばれ

いつからか

「しーちゃん」となった

 

「詩人」と

誰も呼ばなかったのは

少年と 少年の書く詩が

あまりに 幼すぎたのか

 

「詩人」と呼ぶのは

よそよそしいと感じて

 

詩を書く少年のことを

大人になってほしくない

ずっと 子供のままで

いてほしいと思ったからなのか

 

いやいや

そういうことではなくて

 

誰も しーちゃんの詩を

まともに 読んだことが

なかったからだろう

 

でも しーちゃんの「詩」は

小鳥たちに愛された

しーちゃんの肩にとまり

白いノートに

生み出されてゆく

「詩」らしい

言葉のつながりを

かわいい 小鳥は

愛らしい さえずりで

朗読していた

 

しーちゃんに

もう一度 逢ってみたい

逢って 今度こそは

友だちになりたい

しーちゃんは

まだ 森の中に

あの頃のままで

光をあびている気がする

 

しーちゃん

 

そう 呼び続ければ

逢えるだろうか

 

しーちゃん しーちゃん しーちゃん

 

【作品解説】魂の友だちを呼び戻す

 

前回の詩で、私は「本当の自分」を探すために、茨の道を進むと言いました。

 

その道の果て、森の木漏れ日の中にいたのは、かつての私自身、「しーちゃん」でした。

 

「詩(し)」を書くから「しーちゃん」。

 

なんと単純で、けれど、なんと本質的な名前でしょう。

 

この詩の中の少年は、誰に評価されるでもなく、ただ小鳥や木々と語らうために言葉を紡いでいます。

 

そこには、病の苦しみも、死への恐怖も、大人の事情もありません。あるのは「書く喜び」という純粋な光だけ。

 

私が抗がん剤の副作用で意識を混濁させられ、自分を見失いそうになった時、一番恐れたのは、この「しーちゃん」との回路が断たれることでした。

 

詩人として生きるとは、この少年を心の中に住まわせ続けることに他ならないからです。

 

「しーちゃん しーちゃん しーちゃん」

 

最後のこの繰り返しは、単なる呼びかけではありません。

 

これは、霧を晴らすための呪文であり、祈りです。

 

名前を呼ぶこと。それは、その存在を「承認」することです。

 

もしあなたが今、苦しい状況にあり、自分自身をちっぽけな存在だと感じてしまっているなら、思い出してください。

 

あなたの中にも、無邪気に笑い、好きなことに夢中になっていた「しーちゃん」のような存在が、必ず森の奥で待っています。

 

彼は消えていません。

 

ただ、あなたが迎えに来てくれるのを、光の中で待っているだけなのです。

 

さあ、私も呼び続けましょう。

 

この森を抜け、しーちゃんと手をつないで、新しい朝へ歩き出すために。