堀内孝雄がソロで歌う「紫陽花」の歌詞が、痛いほど心に刺さる。

 

作詞を担当したのは、同じグループ「アリス」の谷村新司である。

 

紫陽花

 

作詞:谷村新司 作曲:堀内孝雄

 

愛の故郷は どこにある

あなたは私に たずねたけれど

答えることは 出来なかった

あの時感じた 胸さわぎが

やがて来る別離を 教えてた

紫陽花の頃が過ぎ

心淋しい季節がくる

けれど私は一人きり

 

愛の故郷は どこにある

やっと気づいた 愚かな私

遅すぎたけれど 今はいい

死ぬほどつらい 想い出だけど

笑って話せる 気がする私

紫陽花の頃が過ぎ

心淋しい季節がくる

けれど私は一人きり

 

「紫陽花」(あじさい)は、アリスの6枚目のシングル。1975年3月20日に東芝EMIから発売。

 

青春の代名詞に「孤独」という言葉があった時代の詩情が、この「紫陽花」にはある。

 

現代の若者も孤独だろうけれど、スマホがあるためか、彼らの発する「孤独」という言葉には、真剣な語感、厚みのある情感が失われている気がする。

 

想えば、この「紫陽花」は、スマホはおろか、パソコンすらなかった時代だからこそ生み出し得た(愛され得た)名曲かもしれない。