雨が空から降れば

別役実・作詩

小室等・作曲

六文銭・唄

 

雨が空から降れば

オモイデは地面にしみこむ

雨がシトシト降れば

オモイデはシトシトにじむ

黒いコーモリ傘を指して 街を歩けば

あの街は雨の中

この街も雨の中

電信柱もポストも

フルサトも雨の中

しょうがない 雨の日にはしょうがない

公園のベンチでひとり おさかなをつれば

おさかなもまた 雨の中

しょうがない 雨の日にはしょうがない

しょうがない 雨の日にはしょうがない

しょうがない 雨の日にはしょうがない

 

この「雨が空から降れば」という楽曲がリリースされたのは、昭和41年(1966)。東京オリンピックが開催されたのが昭和39年(1964年)なので、東京五輪の2年後に発表されたんですね。

 

とにかく、遠いとおい昔に作られた名曲。

 

「雨の日にはしょうがない」という感覚がいいですね。あくせくしないで、のんびり、楽しもうよという、至極全うな日常感覚が生きていた時代だったのか。

 

いやいや、作詞した別役実さんと作曲した小室等さんが、立派なんです。こういう作品を、どうどうと世の中に出してしまったんですから。

 

唄は六文銭とありますが、上條恒彦の歌唱が印象的だった「出発の歌」が有名ですよね。