松崎しげるのヒット曲「愛のメモリー」をご存じだろうか。

 

この歌の作詩は、たかたかしだが、万葉集を参考にしてつくられたと、松崎しげるの証言を聴いて驚いた。

 

以下、Wikipediaからの引用

 

ディレクターの意向により、それまでにないスケールの大きな楽曲が製作されることとなり、歌手として松崎に白羽の矢が立った。フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を念頭においた、ラブ・バラードが最適とディレクターは判断し、作詞をたかたかし、作曲を馬飼野康二に依頼する。たかは『万葉集』から、藤原鎌足が采女安見児を得たときに詠んだ歌「われはもや安見児得たり皆人の得難にすとふ安見児得たり」を基に、馬飼野はヘンリー・マンシーニの「ひまわり」を念頭に置き楽曲を完成、「愛の微笑み」と名づけられた。

 

藤原鎌足の歌の原文と現代語訳は以下のとおり。

 

われはもや 安見児(やすみこ)得たり 皆人(みなひと)の
得難(えかて)にすといふ 安見児得たり

 

私は、ああ安見児を手に入れることができました。宮廷の人々が皆思いをかけて遂げられなかった安見児をわがものとしました。

 

それでは、以下「愛のメモリー」の歌詞を引用。

 

愛のメモリー

 

歌:松崎しげる 作詞:たかたかし 作曲:馬飼野康二

 

愛の甘いなごりに

あなたはまどろむ

天使のような
その微笑みに

時は立ち止まる

窓に朝の光が

やさしくゆれ動き

あなたの髪を

ためらいがちに

染めてゆく

 

美しい人生よ

かぎりない喜びよ

この胸のときめきを

あなたに

この世に大切なのは

愛し合うことだけと

あなたはおしえてくれる

 

愛は風のささやき

あなたは目覚める

子供のような

瞳を向けて

指をからめるよ

そっと肌をよせれば

水仙の花のような

やさしい香りが
はじらうように

ゆれている

 

美しい人生は

言葉さえ置き忘れ

満ち足りた二人を

包むよ

この世に大切なのは

愛し合うことだけと

あなたはおしえてくれる

 

美しい人生よ

かぎりない喜びよ

この胸のときめきを

あなたに

二人に死がおとずれて

星になる日が来ても

あなたと離れはしない