今回は同様の「むすんで ひらいて」の歌詞をご紹介します。

 

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて 手をうって

その手を 上に

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて 手をうって

その手を 下に
むすんで ひらいて

手をうって むすんで

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて 手をうって

その手を 頭に

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて 手をうって

その手を ひざに
むすんで ひらいて

手をうって むすんで

 

「むすんで ひらいて」の作曲者は、フランスの思想家・著作家ジャン=ジャック・ルソーです。

 

作詞者は不詳。何回も、異なる歌詞がつけられて歌われてきました。

 

日本でも、賛美歌、唱歌、軍歌として歌われてきた歴史をもち、童謡としてすっかり定着した感があります。

 

最近では小学校よりも保育園や幼稚園の手遊び歌(お遊戯)として歌われているそうです。

 

童謡には人生の深い面が象徴的に表現されている場合が珍しくありません。

 

では、この「むすんで ひらいて」はどうか?

 

人生観的に、あるいは哲学的に「むすんで ひらいて」を読み解こうとするならば、ワンコーラス目の歌詞だけで充分でしょう。

 

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて 手をうって

その手を 上に

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

 

人生は、むすんだり、ひらいたりの繰り返しである。

 

手に入れたり、手放したり、お金をがっぽい稼いだと思えば、一瞬のうちにお金がぱあっとなくなってしまう。愛が結ばれたり、愛に逃げられたり、願いがかなったり、はかなく消えてしまったり……それが、人生じゃないか、くよくよしたって仕方がない。明日も楽しく、笑って暮らそう……という人生の励まし歌だと素直にこの「むすんで ひらいて」といいう歌を受けいれれば良いのではないでしょうか。

 

もう一歩踏み込むなら、以下のようにも読み取れます。

 

「またひらいて 手をうって その手を 上に」の「上に」にこの歌詞の肝がある。

 

要するに、自分がつかんだものを、握りしめていては駄目だ。手に入れたものを貯めこもうとしても、貯めた分だけ心身ともに重くなり、楽しめなくなる。だから、惜しげもなく、潔く手放して、その手を上にあげ、空を見ながら笑い飛ばそう、という人生の知恵が込めらえている。

 

いかがでしょうか。「むすんで ひらいて」は極めてシンプルな歌だけに、自分で自由に好きな意味を込めて、愛唱することができます。

 

あなたは、手に入れたものを、手ばなせますか。