詩人革命

詩人の定義と詩心の5つの特質

私が提唱する「詩人革命~詩心が希望あふれる未来をつくる」の趣旨をご理解いただくためには、まずは「詩人とは何か」についてから語らねばなりません。

詩人の定義

詩人とは詩を書く人だけを指すのではなく、詩心を持っている人全員が詩人なのです。自分では気が付いていない場合が多いのですが、誰もが詩心を持っています。だから、すべての人は詩人なのです。

詩心とは

「詩心」は「詩精神」、あるいは「詩魂」と呼んでもさしつかえありません。

この「詩心」は、詩を書くことの専門家である、いわゆる詩人だけが持っているのではなく、一般庶民も持っています。

だから、和歌(短歌)、俳句、近代詩などを理解できない日本人はいないのです。

「詩心」は詩を理解し、愛し、また詩を生み出す心でありますが、実はそれだけではありません。

人間が優れたものを作り出す時は、必ず「詩心」がはたらいます。ですから、「詩心」を軽蔑したり、無視する人は、自分の中にある詩心を活用できないので、優れたものは生み出せない、とあえて主張したいのです。

建築、絵画、彫刻、音楽、陶芸、文学などの芸術はもちろん、料理、喫茶、ダンス、大道芸、ファッション、接客などにも、「詩心」が必要だと私は思っています。

「詩心」は美的センスであり、創作能力であり、あらゆる表現活動の核となるものなのです。

そして忘れてはならないのは、詩心とは「何ものにも支配されない、自由な精神であり、時代(歴史)の本質を見ぬき、未来を予見する直観力」を指すこと。

その意味で、あのロシアの大文豪である、ドストエフスキーは紛れもない詩人であったのです。

そう、詩人は時に、預言者となります。

詩心の5つの特質

「詩人」「詩心」と聞いても、多くの人は、その意味を説明できないでしょう。以下、「詩心の特質」をあげてみます。

1)すべてのものから自由な精神(自由

既成概念、固定概念、先入観、宗教、イデオロギー、あらゆる洗脳、謀略工作から自由な精神を詩心と呼ぶ。

2)美を感じる(もののあはれを知る)心(審美

豊かに美を感じ、もののあはれを知る繊細な心を、高い審美眼と美意識そのものを、詩心と呼ぶ。

3)生きとし生けるものへ愛情(慈愛

すべての生命に対する無条件の愛を有する心を詩心と呼ぶ。

4)物事の本質を見ぬき未来を予見する洞察力(直観

事象の核心をつく、未来を予知する鋭い直観力、洞察力を、詩心と呼ぶ。

5)幸を分け合う、和の精神(調和

人と街と自然との調和を希求する精神を、詩心と呼ぶ。

詩心がお金偏重の価値観を変え、日本人の心の復興が始まる。

大東亜戦争に敗戦してから、日本人の精神はズタズタになり、その傷跡は今もなお癒えていません。

私が唱える「詩心革命」の目的の一つに、日本人の心の復興があります。それを「心のふるさと」を見つけることと呼んでも差し支えありません。

日本人の精神の土台が揺らいでいるため、自信や誇りが失われ、何をしても、心底から歓びを感じることができないのです。

そのため、まずは近代日本人の心の根っ子を見つめなおすことが重要だ私は思っています。

近代日本人の心の原点が最も純粋に表れているのが、日本近代詩にほからないというのが私の意見です。日本近代詩は、世界的にも稀な高い水準の成果であり、日本人として誇りにしなければいけない宝物であることさえ、多くの人は気づいていません。

お金を最優先する、歪み偏った価値観から、自由と美と慈愛を尊ぶ価値観への転換が今こそ求められています。

その価値観の大転換の鍵を握っているのが、実は「詩心」なのです。

政治・経済の分野においてこそ「詩心」が欠かせない時代に突入。

私は今、日本人が本当の意味で「心のふるさと」を回復するには、歴史だけでなく、政治や経済も学ばなければいけないと痛感しています。

政治や経済をイデオロギーだけで判断すると、道を誤る危険性が極めて高い。

やはり、歴史を含めて、物事の本質を見抜き、正しい未来を拓くためには、「詩心」は不可欠であると思うのです。

迷った時こそ、日本人の特性である「詩心」を軸として判断すべきではないでしょうか。

大きな方向転換が求められる時、「詩心」が必要であり、また「詩心」を十全にはたらかせた時、「日本人の心のふるさと」が見つけられる気がしているのです。

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