10月になると必ず口ずさむ曲があります。いつ誰が歌った歌なのかわらないのに、街を歩いていて、風に吹かれている時に、ふと口ずさんでいる自分を見つけて、独り微笑んでしまう……。

 

秋風を感じる季節になり、夕暮れ時に、センチメンタルな気分になると、必ず、この曲が浮かんでくる。

 

よほど、自分の感性と合致したのだと思います。というか、この曲を作った人は、私自身ではないかと錯覚するくらいです。というか、生まれ変わったら、必ず、この詩を書くでしょうね……そんなことを真剣に考えてしまうから不思議です。

 

思えば、それほど好きな曲であるにもかかわらず、その歌の題名、歌手の名前、現在、その曲の入ったCDは手に入るのか……そういうことを、長い長い間、まったく考えたこともなかったのでした。

それも、また謎ですね。

それが、何と、インターネットの時代になり、YouTubeなどの動画投稿サイトができたおかげで、その曲の正体を知ることができました。

 

歌唱も良いけれど、詩も、今じっくりと読んでみて、ごく自然に沁みてきて、涙をおさえるのに苦労したくらいです。

 

曲名は「他愛もない僕の唄だけど」。作詞・作曲は、上隅信雄(うえずみのぶお)という方だそうです。

 

歌手は、児雷也(じらいや)。今回、名前を初めて知りました。まったく聞いたこともない歌手名でした。

 

以下、その歌詞を引用いたします。

 

他愛もない僕の唄だけど

 

作詞・作曲:上隅信雄 歌唱:児雷也

 

黄昏には うつむきかげんの

少女が良く似合う

悲しそうな目をして

たたずんでいる

ひとりぼっちで

僕はと言えば

古びたギターケースに腰かけ

くわえたタバコに火をつけて

ため息一つこぼした

十字路には買い物帰り

立ち話のおばさん達

 

暮れゆく時には

道行く人達も

急ぎ足に家路へと

長い影をおとした街かど

ゆらぐ季節は十月

別れのつらさも

いつかはめぐる季節に

忘れるだろう

くわえたタバコの煙の中で

少女が少し笑った

淋しいのは君ひとりじゃない

誰でもみんな淋しいはずさ

 

他愛もない僕の唄だけど

少しは君をなぐさめられるだろう

他愛もない僕の唄だけど

少しは君を幸せにできる

他愛もない僕の唄だけど

少しは君をなぐさめられるだろう

他愛もない僕の唄だけど

少しは君を幸せにできる

 

その曲は、オリジナルはここで聴けます児雷也「他愛もない僕の唄だけど」

 

この児雷也さんのオリジナルで、本当に大満足なのですが、こちらでは、その渾身のオマージュとも受け取れる熱唱が聴けますよ。現役のフォークシンガーである櫻田高幾さんの

 

熱唱はこちらで⇒櫻田高幾「他愛もない僕の唄だけど」

 

櫻田高幾さんの少し古めかしい歌唱法が素晴らしいですね(笑)。