引き寄せの法則」をグーグルで検索しても、すぐにわかる説明は、なかなか出てきません。あの「ウィキペディア」でさえも「引き寄せの法則」で検索しても「ザ・シークレット」が出てきてしまいます。

 

私自身がそうだったのですが、「引き寄せの法則」をできるだけ短い時間で、誤解なく知りたい人は、たくさんおられるのではないでしょうか。

 

そこで「引き寄せの法則」を、かぎりなく簡潔に説明してみることにしました。

 

「引き寄せの法則」に関する自己啓発書の元祖ともいわれる、エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」では「引き寄せの法則」は以下のように説明されています。

 

「引き寄せの法則」とは「それ自身に似たものを引き寄せる」ことだ。

 

また、注目すべきは「引き寄せの法則」は宇宙の法則の一つであると語っていることです。

 

つまり、大昔からある、誰にでも当てはまる法則だということ。

 

「それ自身に似たものを引き寄せる」、わかりやすい例としては、「類は友を呼ぶ」という諺(ことわざ)があげらえれている他、年中病気のことを考えている人が病気になる、年中繁栄のことばかり話している人が繁栄する、630キロヘルツのAM放送を聞こうとしてラジオの周波数を630キロヘルツに合わせ、送信される周波数と受信する周波数を一致させることなどがあげられています。

 

いかがでしょうか? これほどわかりやすい説明はないと思われます。

 

主語が「私」ならば、私が良いことを考えれば良いことが引き寄せられ、悪いことを考えれば悪いことを引き寄せてしまうわけです。

「引き寄せの法則」について興味を持っている人の多くは、自分の人生を「引き寄せの法則」を活用することで好転させたいと願っています。

 

そのため、「引き寄せの法則」を語る自己啓発書は「引き寄せの法則」をどのように使えば、自分の願ったような人生がかなるかについて、詳細に語っているのですが、その解説が非常に長く、わかりづらく、時には誤解を生みかねない記述が増えてしまうのですね。

 

「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」では「思考はまるで磁石」だと語られます。

 

「引き寄せの法則」とその磁力ははるか宇宙まで働き、波動が似たほかの思考を引き寄せ……それがあなたの元へやってくる。

 

上の記述から「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの言葉を想起する人が多いかと思いますが、ナポレオン・ヒルもまた「引き寄せの法則」について話していることになります。

 

ここまで読んでくれた方は、もう「引き寄せの法則」を怪しいと感じる人はいないのではないでしょうか。

 

さらに「引き寄せの法則」が古くから伝わる普遍的な真理であることの証明として、故事ことわざ)があげられます。

 

日本だけでなく、世界中の故事・諺の中に「引き寄せの法則」を見出せるのですね。

 

以下、「引き寄せの法則」に似たことを伝えている故事・諺をご紹介しましょう。

 

類は友を呼ぶ

人を呪わば穴二つ

噂をすれば影がさす

悪魔のことを話すと悪魔が現れる

泣きっ面に蜂

弱り目に祟り目

笑う門には福来る

 

実は、故事・諺だけでなく、多くの偉人たちが「引き寄せの法則」に似た名言を遺しています。それについては、機会を改めてご紹介します。