誤用に注意。「ご利用される」「ご契約される」「ご出席される」は敬語の使い方として間違い。

日本語 - 敬語の正しい使い方
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「お~される」「ご~される」も日本語の使い方として正しくありません。明らかな誤用なので、気を付けましょう。

 

「ご出席される」「ご利用される」「ご契約される」などが、誤用のよくある例。こうした間違いをおかしている人が実に多いのです。

 

「ご出席される」は、二重敬語ではありません。その理由は以下のとおり。

 

二重敬語とは、同じ種類の敬語が重ねて使っていることであり、具体的には「尊敬語+尊敬語」、または「謙譲語+謙譲語」という構造になっている場合を指します。

 

例えば「ご出席される」が誤用とされるのは、「お(ご)~する」は謙譲語の型であるため、そこに尊敬語「れる」を付けても、正しい尊敬表現にはならないから。

 

「謙譲語+尊敬語」の構造なので、二重敬語ではありませんが、敬語の使い方として間違っているのです。

 

「ご出席される」「ご利用される」「ご契約される」を、正しい敬語に変換してみましょう。

 

×ご出席される  ○出席される ○出席なさる ○ご出席になる

×ご利用される  ○利用される ○利用なさる ○ご利用になる

×ご契約される  ○契約される ○契約なさる ○ご契約になる

 

⇒⇒その他の間違いやすい日本語はこちらへ

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コメント 1
  • 2023/07/31 21:37

    そもそも「お(ご)~する」という表現はないのではないでしょうか。
    「お」「ご」は名詞にかかる接頭語であるため「利用する」という動詞の前に置くのは不自然です。
    「お(ご)~になる」というのが尊敬語でそこに尊敬語「れる」が加わると二重敬語とみなされます。

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