風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉

CATEGORY日本語

淡くかなしきもののふるなり~三好達治「乳母車」より

学生時代に傾倒したにもかかわらず、その後ほとんど読まなくなってしまった詩人がいます。三好達治(1900年~ 1964年)です。 ご存じでしょうか? 最近の教科書には、三好達治の詩は載っていないかもしれませんね。載らなくなっているとした…

サトウハチロー「小さい秋みつけた」の言葉力

今回のテーマですが、詩ではなく、歌詞を取り上げます。 現在、私は日本語について、言葉について、かなり深く関わっております。「Web文章の書き方」をお伝えする講座を持っていることもありますが、それ以前に、言葉を見つめ直すことで、忘れかけ…

しめやかな激情

「しめやかな激情」という言葉をご存知でしょうか? 和辻哲郎(わつじ てつろう)の言葉です。 日本人の心の原風景には、この「しめやかな激情」が息づいていることを私も信じています。 やさしく、しとなかで、穏やかなたたずまいが、…

二人が睦まじくいるためには(吉野弘「祝婚歌」)

吉野弘という詩人をご存じでしょうか。また、吉野弘の「祝婚歌」という詩を知っておられるでしょうか。 現代詩に少しでも興味を持ったことのある人なら、知らない人はまずいないという詩人であり、詩です。 ただ、現代詩に全く関心がな…

「たそかれどき(誰そ彼時)」「かはたれどき(彼は誰時)」は、温もりのある美しい日本語。

アニメ映画「君の名は。」では「黄昏時(たそがれどき)」の語源として「たそかれどき(誰そ彼時)」をあげ、その意味を「夕方、昼でも夜でもない時間。世界の輪郭がぼやけて、人ならざるものに出逢うかもしれない時間」と説明していました。 「たそが…

「微笑み」という美しい日本語には、人を慈しむ「祈り」に似た気持ちが込められている。

このブログ「美しい言葉」では、美しい日本語をたくさん紹介してまいりました。 年頭ですので、私自身が大切にしてゆきたいこと、今年の指針となるキーワードともなる、美しい日本語をあげてみたいと思います。 今年最初にご紹介する美しい日本…

「生涯一書生」は吉川英治が愛した美しい日本語

「生涯一書生」という言葉をご存知でしょうか。「しょうがいいちしょせい」と読みます。「しょせい」という言葉は、今では日常生活では使いませんね。現代ふうに他の言葉に置き換えるならば「学生」がいちばん近いでしょうか。要するに「何かを一心に学んでい…

金子みすゞの詩を八木重吉が論評したとしたら

先日、金子みすゞの詩について触れましたが、驚くほど多くのアクセスをいただきました。 その記事はこちら→こだまでしょうか、いいえ、誰でも。 金子みすゞ詩集百選 記事内で、詩人・八木重吉の名前を上げましたが、金子みすゞと八木重吉には…

「まろやか」「まどか」「つぶら」など、「まるみ」を表す日本語は美しい。

最近、「まるみ」を表す日本語を探していました。 「まどか」という言葉が気になっていたので、大辞林で「まどか」を調べると以下のように説明されておりました。 まど か [1] 【円▽か】( 形動 ) [文] ナリ〔古くは「まとか」とも〕…

「おすそ分け」は柔らかな和の心が息づく、美しい日本語。

「お裾分け(おすそわけ)」という言葉を、最近、ほとんど聞かなくなった気がします。 ウィキペディアは「お裾分け」について、以下のように説明しています。 御裾分け 御裾分け(おすそわけ)は、「裾分(すそわ)け」の丁寧語である。お福…

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