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「自信がなさそうに見えること」を伝えるためには、以下のどちらが正しいでしょうか?
自信なげ(じしんなげ)
自信なさげ(じしんなさげ)
正解は「自信なげ」です。
「げ」は、「いかにも~という印象を受ける」という意味の接尾語。
「接尾語」の説明は、goo辞書がもっともわかりやすいようです。
接尾語(せつびご)
語構成要素の一。単独では用いられず、常に他の語の下について、その語とともに一語を形成するもの。意味を添加するもののほかに、上の語の文法的機能を変える働きをもつものがある。「彼ら」「殿さま」などの「ら」「さま」は前者、「深さ」「春めく」「男らしい」などの「さ」「めく」「らしい」は後者の例。接尾辞。⇔接頭語。
「げ」の接続法を文法的に説明しますと、ややこしいのですが、あえて書いてみますね。
「げ」は形容詞に接続する場合は、その語幹につきます。「自信なげ」を分解しますと、自信(名詞)+な(形容詞「ない」の語幹)+げ(接尾語)となるのです。
「語幹」の意味も忘れてしまった人も多いのではないでしょうか。語幹の意味も、goo辞書で見てみましょう。
語幹(ごかん)
国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の「はや」の類。⇔語尾。
久しぶりに文法の復習をしたの感じですが、辞書をひくと「接尾語」と「語幹」の意味がよくわかりました。
一方「自信なさげ」は、間違いです。「自信なさそう」という似たような表現があり、そこでは「さ」が入るために、「自信なさげ」と混同されがち。
「自信なげ」が正しく、「自信なさげ」は間違いなので、気を付けたいものです。
お書きになっている点、疑問に思って検索しており、たどり着きました。
ありがとうございました。
ただ、拝見していて、本当にそう言い切れるのだろうか、と新たに疑問がわいてきました。
たとえば、「苦しい」は「苦しげ」で、これに「そう」をつけると、「苦しそう」、語幹のままです。
ですが、書いておられるとおり、「ない」は「なさそう」です。
「良い」も「良さそう」です。
であれば、「ない」「よい」は、「なさげ」「よさげ」となるのも、間違いとは言いきれないように見えます。
もっとも、「よさげ」は、新しい、若者言葉と言われているようですが・・・
はっぱさんが仰っておられるのは典型的な「さ入れ」ですね。
おそらく「語幹」がよく理解できておられないのでは、と推察します。
本文にもあるように「ない」の語幹は「な」ですし、「よい」の語幹は「よ」です。
ですから、「さしたる事もなし」は「事も無げ」になります。
一方、「なさそう」は余所のサイトで恐縮ですが
https://www.goodcross.com/knowledge/words/3321-2016
に詳しく解説されています。
通りすがりに失礼しました。
次に本文を読んだ方が、はっぱさんのコメントで迷われるといけないので横から要らぬ口出しでした。
では、御免下さい。
報道批評さんこそ品詞をよくわかっておられないのでは?
自信がないの「ない」は形容詞なので「さ」を補完するのが正しいことになりますよ。
あと、例文に古文を出すのは色々わかってないと思われるのでやめたほうがいいですよ。現代語と古語の形容詞では扱いが異なりますから
普通に「自信無さ気」ってニュアンスで使ってるだけだったからこれからも自信なさげって言いますね