この詩をご存じでしょうか?

 

五月の言葉

 

貧しいから

あなたに差し上げられるものといったら

やわらかな五月の若葉と

せいいっぱい愛する心だけです。

でも、結婚してくれますね。

 

TBSの日曜劇場で1966年から21回にわたって放送された「天国の父ちゃんこんにちは」というドラマの中で、毎回必ず読まれた詩です。

 

主演は今は亡き、森光子さん。YouTubeで見たら、森光子さんの余りの若さに驚きました。

 

上の詩は、森光子が演じる主人公が、亡き夫にプロポーズされた時の詩だという設定です。

 

このドラマと、この詩については、さまざまなブログが取り上げていますが、詩のフレーズが少しずつ違っています。当時は、ビデオのない時代でしたから、記憶によって、差異が生じているのでしょう。

 

その詩を正確に知りたい場合は、このドラマの原作となった手記、日比野都「天国の父ちゃんこんにちは」を読めばわかるのでしょうけれど、今は絶版になっているようです。

 

答えはYouTube動画にありました(現在は削除)。上の引用した詩が正解です。詩のタイトルは「五月の言葉」でした。しかし、違う回では「五月のうた」と呼ばれています。

 

「うた」は「歌」なのか「詩」なのかはわかりません。

 

それにしても、五月には口ずさみたくなる、温かな詩ですね。

 

何人かのブロガーさんが、この「五月の言葉」について感想を書いていらっしゃいますが、こういう情報を気軽に共有できるのも、ブログという自分メディアの大きな魅力だと言えそうです。