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「手練(てれん、しゅれん、てだれ)」の使い方を間違えていませんか?

手練」も間違いやすい日本語のひとつです。

 

「手練」の読み方は「てれん」「しゅれん」「てだれ」の3つあります。それぞれ意味が違うので、使い方を間違えると、とんでもないこになってしまいます。ご注意ください。

 

いい意味で使うのが「しゅれん」と「てだれ」。悪い意味で使うのが「てれん」です。

 

日常でよく使う言葉に「手練手管てれんてくだ)」があります。この言葉の意味は「人を操る手段・技巧」で「手練(てれん)」と同義です。

 

「手練」を「てれん」と読めば(として使えば)、悪徳なキャッチセールスや詐欺師の話法のように、うまいことを言って人をだますというふうな悪い意味になっていまいます。

 

一方、「しゅれん」や「てだれ」は人を賞賛する時に使う言葉です。

 

「手練(しゅれん)」は「熟練した、みごとな手並み」という意味。

「手練れ(てだれ)」は「技芸などのその道に熟達していること。また、その人。腕利き」のことを指す言葉です。

 

「あの陶芸家の手練(しゅれん)は見事だ」「彼は明治時代初期を代表する柔術の手練れ(てだれ)だった」というふうに使います。

「舌鼓」の正しい読み方は「したつづみ」か、それとも「したづつみ」?

日本語の中には実に多くの「間違いやすい言葉」「ややこしい言葉」があります。

 

今回ご紹介する「舌鼓」も、どのように読んでも、読み間違えているのではないかと思ってしまうほどです。

 

正解は「したつづみ」なのか。それとも「したづつみ」なのか。

 

結論から申しますと、今現在では「したづづみ」も「したつづみ」も、両方とも間違いではないとされています。つまり、普通にどちらの読みも、許容されているのが現状です。

 

では、申し少し、詳しく解説してみましょう。

 

「舌鼓」は、しばしば「舌鼓を打つ」というふうに使われます。

 

「舌鼓を打つ」とは、食べ物がおいしいので、思わず舌を鳴らす様をあらわしている言葉。「長い出張から帰り、愛妻の手料理に思わず舌鼓を打った」というように使われます。

 

「鼓」は、中央部のくびれた同の両端に革が張られていて、それを手で打ち鳴らす楽器。もちろん、「鼓」は「つづみ」と読むのが正しいのです。

 

「舌鼓」も舌を鼓のように打ち鳴らす様子をあらわす語なのですから、本来は「したつづみ」以外の読み方はありません。

 

しかし、「したづつみ」と言う(読む)人があまりにも多いので、現在では「したづつみ」も辞書に載るなど、社会的に認知されています。言語としては正しくない(本来は誤読とするべきだ)けれども、慣用的な読み方として認められているということです。

 

ふと思うのですが、どうして「したつづみ」を「したづつみ」と言う(読む)人が多いのでしょうか? 

 

やはり、「したづつみ」の方が言いやすいからでしょうね。「鼓」という漢字を見せられたら「つづみ」と読む人が多いだろうけれど、口でしゃべる時には漢字は思いつかべないので、言いやすい「したづつみ」の方に多くの人が流れて行ったのだと推測できます。

 

「舌鼓」と同じ「鼓」を使った語に「腹鼓」があります。「腹鼓」の読みも、かつては「はらつづみ」のみが認められていましたが、現在は同じように「はらづつみ」も許容されているのです。

映画「花」は柄本明&大沢たかおコンビが新鮮なロードムービー。

映画「」をアマゾンビデオで鑑賞しました。傑作とか名作とかいう類いの映画ではありませんが、見どころは満載。映画としていろんな楽しみ方ができる、一見の価値ある映画です。

 

映画「花」は2003年11月1日に公開された日本映画。湯布院映画祭招待作品。監督は西谷真一。主演は、大沢たかお柄本明

 

見ていて、もどかしさと感じてしまいます。それは、脚本、演出、カメラなどに、それぞれ稚拙なことろがあり、盛り上がりそうで盛り上がらない。感情移入できそうでできません。

 

逆に、完全に挫折してしまうには惜しい魅力も詰まっているので、結果として相当に楽しめる映画にはなっているのです。

 

おかしな言い方になりますが、ユニークなB級ロードムービーと呼ぶのが適切でしょうか。

 

演出が成功してはいませんが、榎本明と大沢たかおというユニークな顔合わせによる、ロードムービーは結構楽しめます。

 

なんだか、ちぐはぐなのですが、それによって、過度な湿度と重さを回避できていました。

 

その他、部分的ではありますが、楽しめる点が多々あります。

 

例えば、少ししか出てきませんが、樋口可南子の演技が実にうまい。主演を充分にはれる女優ですが、こういう端役でも良い味を出していました。

 

牧瀬里穂は榎本明の妻の若い時を演じているのですが、ひたすら笑顔です。笑顔だけで印象に残す演じに徹していて、それが映画の中で実に効いているのでした。

 

映画のタイトルは「花」ですが、実は牧瀬里穂が演じた妻の笑顔のことを、象徴的に「花」と呼んでいるとさえ感じたほどです。

 

大沢たかおの彼女役を演じた西田尚美、榎本明の若い頃を演じた加瀬亮も良かったと思います。

 

特筆すべきは、音楽です。ギターのソロ演奏が映像とよく合っていました。ギター演奏は村治佳織。この映画の中で最も完成度が高かったのは、音楽でしょうね。