- 投稿 2017/02/19更新 2018/05/22
- 日本語 - 間違えやすい日本語
書き間違いしやすい(間違えやすい)四字熟語はたくさんあるのですが、中でも「興味津々(きょうみしんしん)」を「興味深々」あるいは「興味森々」と間違えてしまうことが実に多いといわれています。
「私は初めて上京した時、目に映るものすべてに興味津々(きょうみしんしん)だった」というふうに使われます。
では、なぜ「津々」と書けないのか?
理由は3つほど、考えられます。 この記事の続きを読む
書き間違いしやすい(間違えやすい)四字熟語はたくさんあるのですが、中でも「興味津々(きょうみしんしん)」を「興味深々」あるいは「興味森々」と間違えてしまうことが実に多いといわれています。
「私は初めて上京した時、目に映るものすべてに興味津々(きょうみしんしん)だった」というふうに使われます。
では、なぜ「津々」と書けないのか?
理由は3つほど、考えられます。 この記事の続きを読む
「間違えやすい日本語」シリーズ、行ってみましょう。
「私の夢はこっぱみじんに吹き飛んでしまった」という時の「こっぱみじん」を漢字で書くと「木っ端微塵」が正しいのです。
ところが、「木っ葉微塵」と書いてしまいがちなのは、たくさんの木の葉が散らばる様子とイメージして使ってしまうのでしょう。
正しい「木っ端微塵」という言葉を大辞林は以下のように説明しています。
こっ ぱみじん -ぢん【木っ端微塵】
こなごなに砕けること。こなみじん。 「 -に砕ける」
「木っ端」とは木の葉のことではなく、木の削りくずのこで、何の役にも立たないという意味。そこから転じて「取るに足りない、値打ちのない」とった意味に用いられるようになりました。
「木っ端微塵」も、木の葉のように散らばるという意味ではなく、役に立たないほど、細かく砕けているという意味なのです。
ですから「木っ端役人」「木っ端仕事」などの表現には、取るに足らない、役立たず……などの蔑みの意味が込められています。
誤読(読み間違い)しやすい漢字を集めてみました。その第2回目。
今回は「か行」の「漢字の読み方テスト」です。以下の語句を読んでください。
膾炙( )乖離( )瓦解( )
客死( )曽て( )狩人( )
諫言( )換算( )完遂( )
既存( )狭隘( )矩形( )
いかがでしょうか? 私も、けっこう間違えました(汗)。こんな漢字、日常では使わないだろう、と感じた言葉も、一般教養として知っておきましょう。
では、以下、正解(正しい漢字の読み方)と語句の意味をご紹介。
膾炙(かいしゃ)その良さが広く知られること。膾はなます、炙はあぶり肉で、誰の口にもおいしいことから転じた言葉。
乖離(かいり)そむき離れること。
瓦解(がかい)一枚の瓦が落ち、屋根全体が崩れるように、組織が壊れることを指す。
客死(かくし・きゃくし)旅先や外国で死ぬこと。
曽て(かつて)「かって」は間違い。「以前、昔」のやや改まった言い方。
狩人(かりゅうど)鳥獣の捕獲を仕事にする人を指す。
諫言(かんげん)いさめる言葉。
換算(かんさん)別の単位の数量に数えなおすこと。
完遂(完遂)「かんつい」は間違い。完全に成し遂げること。
既存(きそん)以前から存在すること。
狭隘(きょうあい)面積や度量などが狭いこと。
矩形(くけい)すべての角が直角であること。