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漢字の読み方テスト(あ行)。誤読しやすい日本語を集めてみました。

誤読読み間違い)しやすい漢字を集めてみました。読み間違えやすい日本語を、あなた正しく読めますか?

 

今回は「あ行」の「漢字の読み方テスト」です。以下の語句を読んでください。

 

 

愛憎(    )生憎(    )誂える(    )

有体(    )幾重(    )一縷(    )

胡散(    )烏有(    )選り選る(    )

婉曲(    )大童(    )御伽噺(    )

 

 

どうですか? 全部をすらすら読めた人は少ないのではないでしょうか。

 

では、以下、正解(正しい漢字の読み方)を語句の意味とともにご紹介します。

 

愛憎あいぞう)愛することと憎むこと。

 

生憎あいにく)都合が悪い様子。「あやにく(ああ憎らしい)」から変化した言葉。

 

誂えるあつらえる)注文して自分の望み通りのものをつくる。

 

有体ありてい)包み隠さず修正せずに。

 

幾重いくえ)多くの重なり。

 

一縷いちる)わずかなつながり。縷は細い糸。「一縷の望み」などと使う。

 

胡散うさん)疑わしい様子。「胡散臭い」と用いる。

 

烏有うゆう)まったくないこと。烏(いずく)んぞ有らんや、の意から。烏有に帰す(家事で全焼)などと使う。

 

選り選るえりすぐるよりすぐる)すでに選んだものの中から、さらによいものを選び出すこと。「選り選りの選手たち」などと使う。

 

婉曲えんきょく)「わんきょく」は間違い。角が立たないよう、穏やかに言うさま。婉は美しく物柔らかなこと。

 

大童おおわらわ)なりふりかまわず、懸命な様子。戦場で兜を脱いだ武士の髪が乱れ、子供の髪形に似ていたことから。

 

御伽噺おとぎばなし)童話、虚構の話。

 

以上が「あ行」の読み間違いしやすい漢字でした。

 

「読みにくい慣用句の漢字」については、こちらをご覧ください。

 

こちらも、全問正解は、難しいかもしれませんね。

岩井俊二 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の少女の描き方

岩井俊二監督の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」という映画(テレビドラマ)を見た人は、意外に少ないのではないでしょうか。

 

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

 

1993年作。監督:岩井俊二 。出演:奥菜恵、山崎裕太、反田孝幸、小橋賢児など

もともとは'93年にフジテレビのドラマ『ifもしも』の一編として放映され、 TVドラマにもかかわらず監督の岩井俊二が日本映画監督協会新人賞を受賞してしまったという作品。

 

小学生の典道らは、 打ち上げ花火を横から見ると丸いのか平べったいのか…という素朴な疑問を持ち、 花火大会の夜、 その答えを見つけに近くの灯台に行くことを計画する。一方、 両親の離婚に傷つく少女・なずなはその日、 駆け落ちを企てようとしていた…。(goo資料より)

 

やはり、少女を撮らせたら、絶品の仕上がりを見せますね、この監督は。

 

どこかの雑誌の特集で「岩井俊二は少女である」というキャッチフレーズが表紙に載っていたけれど、まさにそのとおりですね。

 

この「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、初々しい思春期の少年少女の心の揺れを、細やかに(実写でありながらアニメのようなリアリティで)描出。

 

ハンドカメラによるカメラワークの冴えとともに、当時は、新たな映像に表現の訪れを告げていると感じました。

 

まあ、この監督はセンスだけで魅了するタイプというのか……ポエティックな映像が、とにかく本当に新鮮だったのです。

 

プールのシーンを最初に見た時は、ドキッとしました。

 

これほどまでに、少女の感性をデリケートに表出した映画って、なかったんですよね。むしろ、そういうことって、少女漫画の専売特許みたいなところがあって……。

 

でもでも、理屈ぬきに、こういう感覚はよくわかるし、それをアニメではなく実写でよく伝わるように表現した、貴重な映画には違いありません。

ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の感想

テレビを3年ほど前に処分してしまったので、テレビドラマは全くリアルタイムでは見ていません。

 

今回、感想を書こうとしている「いつかこの恋を想い出してきっと泣いてしまう」も、dTVという動画配信サービスでふと見つけたのですね。

 

現在は「いつかこの恋を想い出してきっと泣いてしまう」はこちらで視聴可能です

 

ただ、超久しぶりに、最終回の10話まで2日間で見てしまったということは、かなり、感情移入できたのだと思います。最近、そういう、ハマれるドラマに出逢えていなかったので、こうして少し気張って、感想文を書いてみようといているのです。

 

「いつかこの恋を想い出してきっと泣いてしまう」は、、フジテレビ系「月9」枠で、2016年1月18日から3月21日まで放送されたテレビドラマ。

 

ということは、1年前の今頃、放送されていたということですね。う~ん、これほど新しいドラマをレビューするのは、ほぼ初めてで、自分でも驚いています。

 

でも、最初から、ドラマの世界に入り込めたわけではなかったのです。正直、第1話で挫折しそうになりました。

 

杉原 音(すぎはら おと)役の有村架純、曽田 練(そだ れん)役の高良健吾は、すでに実績のある役者ですが、私にとってはなじみ深い存在ではありません。それだけに、最初、インディーズ系の映画を見ている感じさえしたくらいです。

 

テレビドラマで、こういうテイストって珍しいのではないでしょうか。インパクトやパンチよりも、透明感と深みを重視する映像づくりが成功しています。

 

この「いつかこの恋を想い出してきっと泣いてしまう」の良いとことは、回を重ねるごとに面白くなってくるところ。

 

物語がエスカレートするから面白くなるわけではなくて、音(おと)と練(れん)が自分にとって近しい存在のように感じられてきて、二人を応援したくなるから、ドラマの中に引き込まれてゆくのでした。

 

このドラマをありきたりなラブストーリーで終わらせなかったのは、ドラマの純度が最後まで保たれていたこと。弱くて繊細な若者、優しくお人よしの男女が、ひたむきに生きている様を、丁寧かつデリケートに描いていました。

 

演出方法はまるで違うのですが、作品の根底に流れる感性は、あの名作「白線流し」に共通するものがあると感じたのは私だけでしょうか?

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