光あふれる言葉とは?

 

言葉が色あせ、完全に干からびてしまった時、風花は文章を書くことを断念すると思います。

 

わずかではありますが、古い幻灯機のような微細な光ではあっても、光のある言葉を書きたいと切に願っております。

 

では、どうしたら、光ある、発光体としての言葉が書き続けられるのでしょうか?

 

生きることに前向きになった時に

「夜と霧」で有名な心理学者のフランクルは、意外な言葉を遺しています。

 

もう自分の内側を見つめるのをやめましょう。人生が、社会が、自分に何を期待しているのかに目を向けましょう。

 

私も若い頃は、文章表現とは、自分自身の内面を見つめ、内側にあるものを表出することだと信じていました。

 

実は、真の表現とは、そういうことではないと、フランクルは教えてくれているのですね。

 

人生に期待するのではなく、人生が自分に何を期待しているのか、そのことに気づく方が大事だとも、フランクルは静かに語っています。

 

多くの人は、自分をまるごと肯定されたい、まるごと評価されたいと願っています。

 

少ない努力で、最大限の評価を得たいと思っている人さえいるのですね。

 

そういう人たちにフランクルは他人に期待するのではなく、自分自身が他人の期待に応える方が美しい生き方だと主張しているのではないでしょうか。

 

他人や社会に期待するのではなく、自分自身が期待に応えようとする、そのことが、実は「前向きに生きること」にほかなりません。

 

「もらうこと」を期待するのではなく、「できることをする」決意した人の文章はビックリするほど強くなります。

 

記事が自立性を得るからです。

 

自立した言葉は、光を放ちます。

 

あなたも、より豊かな発光体としての言葉を書けるようになるために、フランクルの視点を取り入れてみませんか。