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三船敏郎が主演した映画「無法松の一生」を見た感想。

いつか見たいと思いつつ、なかなか見られなかった映画「無法松の一生」をようやく鑑賞することができました。気軽に見られるアマゾンプライムのおかげです。

無法松の一生」は、阪東妻三郎が主演した映画をかつて見て感動しました。これは1943年の制作。

今回私が鑑賞したのは、1958年版です。主演は三船敏郎。監督は1943年版と同じく、稲垣浩です。

一言で評しますと、「一度は見ておくべき映画です」。

1943年版は検閲により、カットされたシーンがあったために、稲垣浩監督がリベンジのために、再び監督したのが1958年版です。

私は今回の鑑賞で2作とも見たことになります。

1958年版はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しましたし、立派な作品であることは間違いありません。

三船敏郎も渾身の演技をしていますし、三船の良さも出ています。相手役の高峰秀子も実に美しい。

しかし、1943年版の方が素晴らしいというのが私の正直な実感です。

何しろ、バンツマこと、阪東妻三郎が、男の愛らしさを演じきっており、また、モノクロなので、映画の精神性が純化されているのも大きい。

もう一度、バンツマ版を見てみたいのですが、残念ながらアマゾンビデオでは出ていません。

そのため、こちらでCDを注文してしまいました⇒無法松の一生 [ 阪東妻三郎 ]

「無法松の一生」の原作は、あまり知られていませんが、岩下俊作という作家の小説です。もともとは「富島松五郎伝」というタイトルでしたが、後に「無法松の一生」と改題されました。

この小説を映画化したのが映画「無法松の一生」なのです。

阪東妻三郎がいいか、三船敏郎がいいか。それも大事ですが、それ以上に、主人公である富島松五郎という人物の魅力が素晴らしいのです。

要するに、男の中の男、それが富島松五郎です。こんなに男らしく、純情で、優しく、不器用で、温かい男はいません。

日本人の男らしい男の典型、それが富島松五郎に他ならないのです。

日本人の男である以上、映画「無法松の一生」を見て、血が騒がない人間はいないのではないでしょうか。いや、いない、と思いたい。

例えば、二十歳の男性が見ても、感動してほしい、それが私の切なる願いです。

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