西河克己監督の映画「風のある道」を見た。

 

 

1959年の日活映画だから、まだ青春路線に切りかわっていない。

 

芦川いづみ主演の文芸作品ふうのメロドラマである。

 

原作が川端康成というから少し驚いた。成瀬巳喜男監督の映画「山の音」も川端康成の同名小説が原作だったが……

 

西河克己監督は青春映画もうまいが、文芸作品ふうの心理ドラマの方が私はずっと良いと感じている。

 

ともあれ、この「風のある道」も、芦川いづみのための映画と言えるだろう。