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映画「グッドモーニングショー」はエンタメの缶詰だ。

グッドモーニングショー」は、2016年10月8日公開の日本映画。

 

ワードショーの制作現場が、映画の舞台になっており、番組の準備は進行などがリアルに見られて、それだけでも面白かった。

 

もちろん、コミカルな演出は満載で、この映画はエンターテイメントの缶詰として充分に楽しめる作品となっている。

 

主演は中井貴一長澤まさみ志田未来がうまくからんでいて笑えた。

 

監督は、君塚良一。萩本欽一に弟子入りし、バラエティ番組の構成作家として活躍。のちにテレビドラマの脚本を多数担当した。

 

1992年、連続ドラマ「ずっとあなたが好きだった」が大ヒットし、「冬彦さん現象」と言われるブームを起こした。

 

君塚良一は経歴を見てもわかるとおり、純然たる映画監督ではない。ただ、「踊る大捜査線」など、エンタメの才は確かなものがある。

 

ただ、テレビドラマに毛が生えた程度の映画には、本人も飽き足らないはずなので、ぜひとも、日本映画(邦画)から離れている映画ファンを驚かせる映画作品を期待したいものである。

映画「記憶にございません!」は政治映画の快作コメディ。

三谷幸喜が監督と脚本を担当した映画「記憶にございません!」を見た。

 

傑作というより、快作である。暗い世の中に光を与える、というと大げさかもしれないが、暗く落ち込んだ気持ちを明るくしてくれることは間違いない。

 

「記憶にございません!」(きおくにございません!、英題:Hit me Anyone One More Time)は、2019年9月13日に公開された日本映画。監督・脚本は三谷幸喜、主演は中井貴一

 

笑えた出演者は、吉田羊、 小池栄子、 田中圭など。

 

その他、芸達者な役者が多く出演していて、与えられた役まわりと手堅く演じていた。ただ、すごいと唸るほどの見せ場はなかった。

 

私は三谷幸喜の監督作品だと知らず見た。三谷幸喜の映画はすべて見ていると思うが、三谷幸喜映画だと気付かなかった。

 

それくらい、三谷節が抑制されている。演歌でいうなら、三谷流のこぶしまわしを抑えているように感じられた。

 

理由はわからない。くどいまでの「ひねり」は封印され、かなりスッキリとした演出となっている。

 

三谷幸喜の映画は泣けない。喜劇だからではない。知的過ぎるのだ。視聴者を泣かせるには、三谷幸喜自身がテーマと距離をおきすぎている。

 

だがそれは、作品としてのキズではない。その知性的な笑い、それが三谷幸喜ワールドだからだ。

 

今回思ったのは、三谷幸喜の喜劇は、純粋に芸を楽しむ世界であり、一種の芸術至上主義だということだ。

 

社会的な味付けは入っているが、それは、人間の欲を際立させるための装置に過ぎない。

 

チャップリンも自身の知性の高い、冷徹な人間観察のために、喜劇を作りつづけた。

 

しかし、晩年には「ライムライト」という悲劇を撮った。

 

三谷幸喜は、いつか喜劇を作るのだろうか。それは、わからない……。

松坂慶子が主演したドラマ「一千万人の中の孤独」

偶然開いたYouTubeチャンネル。そこで松坂慶子の若い頃の顔が大写しになっていた。

 

番組目は「ザ・サスペンス」。この回のドラマのタイトルは「一千万人の中の孤独」である。

 

放送されたのは、1983年4月30日である。

 

まあ、大して面白くないだろう、くらいの気持ちで見ていたら、ハマってしまった。

 

気づいたら、最後まで見ていたのである。

 

けっこう丁寧に作られたドラマだ。何より、主演の松坂慶子が熱演ぶりが凄かった。

 

昭和のドラマ、というべきだろうか。とにかく、人間臭いのだ。

 

携帯電話もなく、公衆電話でのやりとりに、昭和は遠くなりにけり、の思いにかられる。

 

それはともかく、主題歌も良い。中島みゆき時刻表」。中島みゆきは好きではないが、この歌を聴くかぎり、才能はあるなぁと感じた。

 

挿入歌は、郷ひろみの「美貌の都」。これは印象に大して残らなかった。

 

とにかく、昭和。昭和を感じさせるドラマである。