「老骨に鞭打つ」の使い方を間違えると危険です。

慣用句である「老骨に鞭打つろうこつにむちうつ)」の使い方を間違えると、たいへんなことになりかねませんので、注意が必要です。

 

「老骨に鞭打つ」は「年をとって衰えた身を励まし努力する」という意味。

 

「老骨に鞭打つ」は、例えば、以下のように使います。 この記事の続きを読む

「会の主旨に賛同する」は間違いで「会の趣旨に賛同する」が正しい?

主旨」と「趣旨」、読み方は両方とも「しゅし」。似たような言葉ですが、はたしてどこがどのように違うのでしょうか。

 

「主旨」も「趣旨」も、文章などで著者が主張しようとしていること、中心となる考えや内容を意味する言葉です。

 

ただ「趣旨」には、もう1つの意味があります。「設立の趣旨」「募金の趣旨」のように、組織や行為の目的や理由という意味でも使われるのです。

 

したがって「会の趣旨に賛同する」と書くのが正解。「しゅし」という言葉が、組織の目的という意味で使われているから。

「他言無用」の正しい読みは「たげんむよう」「たごんむよう」のどちら?

他言」とは、他人に話すこと。「他言無用他人に話してはならない)」というふうに使います。

 

では、この「他言無用」の正しい読み方は?

 

正解は「たごんむよう」です。「たげんむよう」ではありません。

 

たげん」という言葉もありますが、これは「多言」と書き、「口数が多い、饒舌である」という意味になります。

 

おさらいしますが、以下の読み方と意味が正解です。

 

 

他言(たごん)他人に話す。

多言(たげん)口数が多い。