土井杏南 プロフィール

土井杏南ロンドン五輪代表候補に。

日本陸連は11日、大阪市内で理事会を開き、最終選考会となった日本選手権(8~10日)までの結果を踏まえ、ロンドン五輪代表を発表。土井杏南は、400メートルリレーの代表候補に。

7月に参加資格が確定するリレー種目の候補選手7人が発表され、埼玉栄高2年で16歳のホープ土井杏南は代表に決まれば戦後最年少となります。
【400メートルリレー】土井杏南(16=埼玉栄高)、高橋萌木子(23=富士通)、佐野夢加(27=都留文科大職)、市川華菜(21=中京大)
さてさて、陸上の日本選手権が面白かったですね。見どころ満載なんですが、中でも、思わず身を乗り出して見入ってしまったのが、女子100メートル決勝。

スタートの上手さで定評のある大本命の福島千里の楽勝かと思ったのですが、70メートルあたりまでは、何と16歳の高校生、土井杏南(どいあんな)がリードしてしまったのです。ラストで福島にかわされたものの見事2位に。

土井杏南のプロフィールをご紹介しましょう。引用元は「日刊スポーツ」さんです。

◆生まれ 1995年(平7)8月24日、埼玉県朝霞市。

◆陸上競技7年目 小学5年から「新座陸協」で陸上を始め、朝霞一中では全国中学体育大会で100メートル2連覇した。

◆先輩超え 中2で11秒89の中学新記録をマークし、翌年に11秒61まで伸ばした。今年2月には女子60メートルで7秒40の当時日本タイ記録。4月の織田記念では11秒50で、埼玉栄の先輩でもある高橋萌木子(富士通)が06年につくった高校新記録を塗り替えた。5月には日本歴代7位の11秒43でジュニア(20歳以下)日本新記録も樹立した。

それにしても、土井の走りは爽やかでしたね。もしも、福島に勝っていたら…と想像するだけで、ドキドキします。これからさらに成長して、福島にも良い刺激を与えてもらいたいですね。

福島をあと一歩のところまで追いつめた土井でしたが、彼女自身のコメントは極めて冷静です。以下は「スポーツナビ」からの引用です。

「ホッとしているんですけど、目標としていた標準記録が切れなかったのはまだまだかなと思います。自分のレーンだけ見て、自分の走りをしようと思っていたので、その結果が2位ということで、今はこれくらいなんだなと。(福島の存在は)あまり感じていなくて、自分のレーンだけを見て走りました。

スタートから加速がつくようになって、この1年トレーニングを積んで一回りアベレージを上げられたかなと思います。日本選手権が自分の次のステージになると思うので、これからステップアップして頑張りたいです。

リレーに関しても個人の走力をもっと上げないと意味がないので、頑張りたいと思います。自分の走りをもっと追究して、上を目指します」

学生の自殺者が増えている件(24年版「自殺対策白書」)

日本人の年間の自殺者の数が、とうとう14年間連続で3万人を超えてしまいました。

一年ほど前に当ブログではこんな記事を書いています⇒自殺者が13年連続3万人を超えてしまった。

2012年6月8日、政府が公表した24年版「自殺対策白書」によりますと、平成23年の自殺者は3万651人と、10年以来初めて3万1千人を下まわりました。自殺対策白書はこちら⇒自殺対策白書

しかし、学生など若者の自殺者が増えているのが、非常に気にかかります。

以下は「イザ・ニュース」からの引用。

白書によると、23年の大学生などの自殺は、前年比101人増の1029人で、調査を開始した昭和53年以来初めて千人を突破した。内閣府は「雇用情勢の悪化」を一因に挙げている。警察庁の統計では、「就職失敗」による10~20代の自殺者数は平成19年の60人から23年は150人にまで増加している。

大学新卒者の就職率(4月1日現在)は過去最低だった23年の91・0%から24年は93・6%と4年ぶりに上昇したが「改善とまではいえない。実際に80社以上申し込んでも内定が得られないという学生もいる」(大学関係者)。

全国自死遺族総合支援センターの杉本脩子代表は「何度も落ちることで次第に追い込まれ、『自分には価値がないのではないか』と孤立感を深めていくのでは」と分析する。

「就職できないという原因から自殺する」若者が多いといいますが、本当にそうなのでしょうか。

これだけ情報が増え、人生の価値観も多様化し、進路の選択肢も増え、学校を卒業しても「就職したくない」と考えるのが正常だと思うのです。

就職できないのではなく、ぜひやってみたいことが見つからない、働きたい意欲がわいてこないのかもしれません。

ですから、就職できないから自殺するのではなく、社会に出たくない、働きたくない、将来に夢や希望が抱けないというのが自殺の原因だと考えた方が、妥当だと感じます。

その意味から、雇用機会を増やせば若者の自殺は減るというわけではないでしょう。

若者たちが経済的に追い詰められているという状況は少ないので、経済的な問題ではなく、もっと根本的な問題を見すえる必要があると思うのです。

その根本的な問題については、別の機会に語ることにします。

(W杯予選)サッカー日本代表が強すぎる件

サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選が始まりましたね。サッカー日本代表はどんな戦いを見せてくれるのか、多くの人の注目を集めています。

 

2試合が終わって、2連勝。得点9、失点0という完ぺきさ。これはこれまでのサッカー日本代表では考えられなかったことです。

 

長年、サッカー日本代表を応援してきましたが、まだ2戦だけですが、サッカー日本代表は、異次元に突入したという印象を受けました。

 

どうして、日本のサッカーがこれほどまでに強いのか、その原因を思いつくままに書き出してみましょう。

 

1)ドイツのプロリーグなど海外で戦っている選手が多く、厳しい戦いに慣れている。

2)本田圭佑の圧倒的な存在感。多くの得点は彼の動きから生まれている。

3)香川真司のマンチェスターU移籍で、選手のモチベーションが上がっている。

4)ホームゲームのため、ピッチコンディション、選手の体調などが、ほぼ完ぺきである。

5)サッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム」に集まった63000人超の大観衆の後押しがあった。

6)相手チームのコンディションが良くなかった。戦術ミス?

7)遠藤保仁長谷部誠からのロングパスが、有効的だった。

8)審判の笛が、日本チームの有利な方に吹かれた。オフサイド、ペナルティキック、レッドカードなど。

 

ヨルダンの監督が日本のチームを評して「ブラジルにも勝てる」と言ったそうですが、正直、この2戦の結果は「神風レベル」と言えるかもしれません。

 

しかし、誰も「奇跡」とは思っていなくて、ある意味「当然」であり、「必然」だと感じていると思います。

 

それくらい、日本サッカーの質が良く、選手の実力のベースアップが実現されていると感じるのです。

 

よい準備をする」とは、本田圭祐の口癖ですが、今の日本代表は「よい準備ができている」し、長谷部誠がその著書で言うように「心を整える」ことができているとも言えます。

 

ただ一方では、「運がいい」「うまく行きすぎている」点もありますから、そこのところは、次のオーストラリア戦を中身を見れば、日本サッカーの実力のほどがわかるのではないでしょうか。

 

もし、次の戦いで、2対0で、日本が勝ったら、本当に異次元の世界に、サッカー日本代表は突入したと言っていいと思われます。