キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック

キャッチコピーを書いて、お金をもらう職業があります。それは、コピーライターです。

 

コピーライターが職業としてもてはやされた時代がかつてありました。それは時代と言えないほど、本当にごく短い期間でしたが。

 

キャッチコピー(キャッチフレーズ)の書き方に関する本を読んだことがありますか?

コピーライティングに関する本は多数出版されてきました。しかし、キャッチコピーの書き方だけを専門的に扱った本があったでしょうか。

 

つい最近、「キャッチコピー力の基本」という本を読みまして、う~んと独り、うなってしまったのです。

 

コピーライティングに関する本を推奨したことがない私ですが、この「キャッチコピー力の基本」だけは、読んでおくと(読み切ると)凄いことになるのではないかと良い意味で思ったのでした。

 

この本のあとがきから、少し引用してみます。

 

今までコピーライティングに関する本というと、広告界のスタークリエイターの書いた本か、販促の現場で「とにかく売るための本」しかありませんでした。

 

要するに、これまでは一般の人が読んでも、それほど役立つ本がなかったということです。

 

コピーライターが花形職業であった頃とは、今は状況がまるで違います。インターネットの普及によって、誰もが「見出しコピー」を書く時代となりました。

 

ブログやメルマガでも、うまいキャッチコピーがあるのとないのとでは、読者に訴える力に雲泥の差が出ます。

 

ところが、この「見出し」や「キャッチコピー」は、なかなか素人がすぐに書けるようにはなりません。ですから、プロのコピーライターを目指す人のためではなく、一般人に向けた「キャッチコピーの書き方」が求められているわけです。

 

そうしたニーズにタイムリーに応えているのが「キャッチコピー力の基本」という書籍です。

 

一般の人にも、わかりやすく書かれている好著です。

 

しかし、長年コピーを書いてきた私が読んでも、一気に通読はできませんでした。それくらい、中身がつまっているのです。

 

決して大げさではなく、この本は「一生もの」の価値があります。

 

死ぬまで手放せないというか、全部を本当に理解し、実践的に応用できるには一生かかると強く感じたのです。2010年の刊行ですが、久しぶりに良い本が出ていたのですね。

 

「ライティング」「文章の書き方」に関する本はすべてそうですが、読むだけでは書けるようになりません。読みながら、実際に何度も何度も書くしか、上達の道はありません。

「ありがとう」は美しい日本語ベスト10の1位

以前、日本語の中で最も美しい言葉とは?という記事を書きましたが、その中で「美しい日本語ベスト10」をご紹介しました。

 

もう一度、それを見てみましょう。以下は、NHKアンケートの結果です。

 

「ありがとう」

「さようなら」

「はい」

「すみません」

「おはようございます」

「さわやか」

「いらっしゃいませ」

「おやすみなさい」

「どうぞ」

「いいえ」

 

美しい日本語の多くは「あいさつ言葉」であることに気づきます。

 

例えば「ありがとう」は1位になっていますが、これに異議を唱える人は少ないのではないでしょうか。美しい「あいさつ言葉」は、暮らしの潤滑油。人と人との関係を良好に保つのです。

 

暮らしの潤滑油といえば、言葉ではありませんが、「微笑」があげられます。

 

誰もが美しい笑顔で「ありがとう」が言えたら、人と人との争いなどは起きないでしょう。逆に言いますと「ありがとう」が美しく感じるのは、なかなか心からの「ありがとう」は言えないし、聴けないからかもしれません。

 

「ありがとう」という言葉には「友愛」「平和」への悲願が込められていると言えそうです。

 

作家の吉川英治氏は、若い頃はかなり気性が荒かったそうですが、晩年は笑顔を心がけたとか。そこには吉川英治氏の人生観、深い人間愛が息づいているように思えてなりません。

浜松の大停電について

浜松市中区は、停電ではなく、大停電でした。2012年6月19日午後9時頃から20日午前5時頃まで。およそ8時間にわたる停電でした。

 

電気だけでなく、ガス、水道も止まり、ブログの記事更新どころではありません。

 

痛感したのは、パソコン、特にインターネットの無力さです。まったくサイトを閲覧できませんでした。ノートパソコンはバッテリーで動きますから、起動はしたのですが、インターネットにつながらないのです。

 

こうなると、ラジオしかないと思ったのですが、こんな時にかぎって乾電池が切れていてスイッチがはいりません。

 

ここまできたら、辛抱して、朝がくるのを待つしかりません(泣)。

 

外が明るくなりかけた午前4時すぎにコンビニに行きました。幸い開店していたのですが、乾電池が売り切れだったのです。

 

パンと牛乳を買って帰宅して、しばらくすると、電気が通じました。

 

電話の時刻を合わせ直したり、ガスのリモコンのスイッチを入れ直したり、いろいろと戸惑いつつ、なんとか平常運転に近づこうとしているというのが現状です。

 

午前10時の時点では、静岡県内の133,940世帯が停電中。この長時間、広範囲の停電は静岡県では過去最悪ではないでしょうか。いつ復旧するのかという情報は中部電力はまだ発表していません。

 

停電情報はこちら

 

それにしても、天変地異というか、災害が起こるたびに、人間の無力さを痛感します。そして、いかに世間にあふれているものが、大して必要のないものばかりで、本当に重要なものはそろっておらず、必要な時には品切れで……科学技術も、人間の幸福のためになる分野ではいっこうに進歩していないのではないかと感じ入ってしまうのです。

 

最後に、スマートフォンは、停電時には、電話する以外ですと、音楽を聴くぐらいにしか使えません。余計な機能は要らないから、災害時に役に立つ機能を、付加することを考えてほしい。緊急時には自家発電が可能となり、懐中電灯になるとか……(苦笑)。