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キャッチコピーを書いて、お金をもらう職業があります。それは、コピーライターです。
コピーライターが職業としてもてはやされた時代がかつてありました。それは時代と言えないほど、本当にごく短い期間でしたが。
キャッチコピー(キャッチフレーズ)の書き方に関する本を読んだことがありますか?
コピーライティングに関する本は多数出版されてきました。しかし、キャッチコピーの書き方だけを専門的に扱った本があったでしょうか。
つい最近、「キャッチコピー力の基本」という本を読みまして、う~んと独り、うなってしまったのです。
コピーライティングに関する本を推奨したことがない私ですが、この「キャッチコピー力の基本」だけは、読んでおくと(読み切ると)凄いことになるのではないかと良い意味で思ったのでした。
この本のあとがきから、少し引用してみます。
今までコピーライティングに関する本というと、広告界のスタークリエイターの書いた本か、販促の現場で「とにかく売るための本」しかありませんでした。
要するに、これまでは一般の人が読んでも、それほど役立つ本がなかったということです。
コピーライターが花形職業であった頃とは、今は状況がまるで違います。インターネットの普及によって、誰もが「見出しコピー」を書く時代となりました。
ブログやメルマガでも、うまいキャッチコピーがあるのとないのとでは、読者に訴える力に雲泥の差が出ます。
ところが、この「見出し」や「キャッチコピー」は、なかなか素人がすぐに書けるようにはなりません。ですから、プロのコピーライターを目指す人のためではなく、一般人に向けた「キャッチコピーの書き方」が求められているわけです。
そうしたニーズにタイムリーに応えているのが「キャッチコピー力の基本」という書籍です。
一般の人にも、わかりやすく書かれている好著です。
しかし、長年コピーを書いてきた私が読んでも、一気に通読はできませんでした。それくらい、中身がつまっているのです。
決して大げさではなく、この本は「一生もの」の価値があります。
死ぬまで手放せないというか、全部を本当に理解し、実践的に応用できるには一生かかると強く感じたのです。2010年の刊行ですが、久しぶりに良い本が出ていたのですね。
「ライティング」「文章の書き方」に関する本はすべてそうですが、読むだけでは書けるようになりません。読みながら、実際に何度も何度も書くしか、上達の道はありません。