なでしこジャパン澤穂希の年収は350万円?

サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)のワールドカップ(W杯)優勝によって、なでしこジャパンに関する様々な話題が飛び交っています。

 

中でも、注目されているのが、なでしこたちの厳しい環境について。世界一となった選手たちですが、実態は「セミプロ」であって、選手のほとんどは、他の仕事をしながら、サッカーに取り組んでいるのです。

 

W杯でMVPに輝いた、澤穂希でも、年棒は350万円程度らしい。他の選手たちは、アルバイトしながらプレーしているのが当たり前というのが現状。

 

そうしたハングリーな環境下にありながら、世界の舞台で大輪の花を咲かせた、なでしこジャパンに称賛と同情の声が集まるのは当然です。

 

明るい話題が極めて少ない今の日本にあって、なでしこジャパンは、まさに希望の象徴。

 

このプラスのオーラにあやかろうと、テレビCMのオファーがなでしこに殺到しています。

 

中日スポーツによれば、すでに、澤穂希、宮間あや、阪口夢穂、大野忍、近賀ゆかり、岩清水梓の6選手が「なでしこリーグ」冠スポンサーの株式会社プレナスが運営する弁当チェーン「ほっともっと」のテレビCMに出演が決定。

 

また、キリンビールの松沢幸一社長は「ネバーギブアップの戦う姿勢と団結力に敬意を表したい」と、キリングループとして、なでしこジャパン21人に、臨時ボーナス1人あたり100万円を支給することを明言したとか。

 

連日、テレビ出演している「なでしこ」たちですが、当分の間、この「なでしこジャパン」ブームは続きそうですね。

 

この人気の沸騰によって、試合のテレビ中継が増えれば、ファンとしては嬉しいかぎり。ただ、今の「なでしこ」たちの最大の魅力は「ひたむきさ」さ、純粋さなので、マスコミに踊らされることなく、その姿勢はずっと持ち続けてほしいものです。

魂の歌を聴かせてくれるから

友人と久しぶりに電話で話し込んでしまいました。退院して初めてです。

その友人は、アメリカ生活が長く、韓国人の友達が多いのです。彼はジャズが一番好きらしいのですが、韓国音楽を非常に高く評価していました。

K-POPというと、国をあげて商業主義に走り、売らんかなの戦術を日本で駆使していると見ている人もいます。

確かにそういう面はありますが、実は韓国はもっと、したたかなのです。

というのは、音楽に関するエンターテインメントコンテンツというものを、韓国はすべて商業主義一辺倒にしているかというと、そうではないんです。

「少女時代」など、売れる歌手を前面に出していますが、その一方で、歌唱力のあるシンガーを尊ぶ傾向が強い。

たいへん歌が好きな国民で、歌は魂を揺さぶるものであるべきだ、という価値観が、韓国には強く息づいている気がします。この傾向はアメリカでも、強いらしい。

それは私が韓国に住んでいて、韓国のことに詳しいから知っているということではなく、韓国の歌手の歌を聴いていて痛感するのです。

要するに、派手なパフォーマンスで大量の利益を呼び込む一方で、最も「おいしい部分」、即ち「本物の歌」は非常に大切にし、愛してゆこうという考えが、韓国には根付いているように思われます。

日本が大好きな私ですが、今の日本の音楽業界では、哀しいかな、商業主義が優先されすぎて、「魂の歌」は軽視されている気がするのです。
聴く側の私たち日本人は、本当はそういう「深くて純粋なもの」を求めているのに、求めていることすら忘れさせられているのではないでしょうか。

アメリカと韓国に詳しい友人も、同じ意見でした。
結局は、ソウルフルな音楽は、国籍は関係なく感動できるという結論に達しました。

なでしこジャパンが、日本人を感動させたのは、W杯で優勝したからでもなく、FCバルセロナ風パスサッカーを見せつけたからでもありません。なでしこジャパンは、私たち日本人に「魂の歌」を聴かせてくれたのです。それは日本人の歌であり、また人間の魂の歌であったから、世界中を感動させたのでしょう。

私はこの「風花未来.com」では、言葉の持つ「深くて純粋な世界」について、なでしこジャパン、良質なK-POPなどを、あえて同じ土俵で、大胆に語ってゆくつもりです。
なぜなら、すべて、私に「魂の歌」を聴かせてくれるからです。

深くて純粋な表現は、分野を越え、国境を越え、民族を越えます。同じ人間だという共通項さえあれば、感動を共有できるからです。

魂の遺伝子は、人間すべてに共通するものだから。

ジャンルや表現形式を問わず、「深くて純粋な魂の歌」を、このブログでは紹介してゆけたらと思っています。

韓国ドラマ「ベートーベン・ウイルス」OST 感想

  • 音楽

先日、「少女時代のテヨンはドラマOSTの女王?」という記事をアップしたところ、たくさんのアクセスをいただきました。やはり、「少女時代」、そのメインボーカルであるテヨンへの関心は、今の日本では相当に高いようです。

現在、BS11で放送中の韓国ドラマ「ベートーベン・ウイルス」の挿入歌を、少女時代のテヨンが歌っていることは有名。

何度も再放送されていることでもわかるとおり、「ベートーベン・ウイルス」は、ドラマとしても大変よくできていて、確かに何度見ても面白い。

私が特に好感を持ったのは、感情の表現の仕方が、これまで韓国ドラマととは少し違っていて新鮮なこと。

ヒロインのトゥ・ルミ(イ・ジア)の性格設定が良いのですね。無邪気で、おっちょこちょいで、泣き虫で、基本的に明るい性格のヒロインを、カン・マエとカン・ゴヌという対照的な人物の間に配置。トゥ・ルミがいることで、韓流ドラマにありがちなベタな演出が気に入らないというアンチまでも、韓国ドラマファンにしてしまったのだと思います。

ベタなところもありますが、人物の描き方にヒネリが効いていて心地よいのです。

登場人物、特にトゥ・ルミの描き方に、センスの良さが感じられるので、無理なく、続けて見てゆけます。

ところで、「ベートーベン・ウイルス」のOSTも、かなり好評みたい。
特に韓国盤は41曲も収録されていて、1850円という価格には少しビックリです。
アマゾンでは送料も無料ですからね。

ベートーベン・ウィルス 韓国ドラマOST スペシャル・エディション (MBC)(韓国盤)

ディスクは3枚入っているのですが、今回は1枚目の感想を書きます。あとの2枚はクラシック音楽だけが収められていますので。

何といっても、7番目のテヨンが歌う「聞こえますか」は珠玉ですね。

23番目では同じ曲「聞こえますか」を、「ベートーベン・ウイルス」でカン・ゴヌ役を演じたチャン・グンソクが歌っていますが、繊細で優しい感じに仕上がっています。

チャン・グンソク[聞こえますか]

あとは12番目の「ただ見つめるだけ」が素晴らしい。演奏のみですが、何かをしながら聞いていると、思わず手をとめて聞き入ってしまう力があります。

全体として、聴きごたえは充分。またBGMとして流しっぱなしにしていても、心地よく聴けるのも嬉しいですね。

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