先日、「少女時代のテヨンはドラマOSTの女王?」という記事をアップしたところ、たくさんのアクセスをいただきました。やはり、「少女時代」、そのメインボーカルであるテヨンへの関心は、今の日本では相当に高いようです。
現在、BS11で放送中の韓国ドラマ「ベートーベン・ウイルス」の挿入歌を、少女時代のテヨンが歌っていることは有名。
何度も再放送されていることでもわかるとおり、「ベートーベン・ウイルス」は、ドラマとしても大変よくできていて、確かに何度見ても面白い。
私が特に好感を持ったのは、感情の表現の仕方が、これまで韓国ドラマととは少し違っていて新鮮なこと。
ヒロインのトゥ・ルミ(イ・ジア)の性格設定が良いのですね。無邪気で、おっちょこちょいで、泣き虫で、基本的に明るい性格のヒロインを、カン・マエとカン・ゴヌという対照的な人物の間に配置。トゥ・ルミがいることで、韓流ドラマにありがちなベタな演出が気に入らないというアンチまでも、韓国ドラマファンにしてしまったのだと思います。
ベタなところもありますが、人物の描き方にヒネリが効いていて心地よいのです。
登場人物、特にトゥ・ルミの描き方に、センスの良さが感じられるので、無理なく、続けて見てゆけます。
ところで、「ベートーベン・ウイルス」のOSTも、かなり好評みたい。
特に韓国盤は41曲も収録されていて、1850円という価格には少しビックリです。
アマゾンでは送料も無料ですからね。
ベートーベン・ウィルス 韓国ドラマOST スペシャル・エディション (MBC)(韓国盤)
ディスクは3枚入っているのですが、今回は1枚目の感想を書きます。あとの2枚はクラシック音楽だけが収められていますので。
何といっても、7番目のテヨンが歌う「聞こえますか」は珠玉ですね。
23番目では同じ曲「聞こえますか」を、「ベートーベン・ウイルス」でカン・ゴヌ役を演じたチャン・グンソクが歌っていますが、繊細で優しい感じに仕上がっています。
あとは12番目の「ただ見つめるだけ」が素晴らしい。演奏のみですが、何かをしながら聞いていると、思わず手をとめて聞き入ってしまう力があります。
全体として、聴きごたえは充分。またBGMとして流しっぱなしにしていても、心地よく聴けるのも嬉しいですね。