「ジェニーの肖像」という映画を初めて鑑賞しました。「第三の男」のジョゼフ・コットンと「慕情」のジェニファー・ジョーンズが共演した、幻想ミステリー仕立ての恋愛映画です。
1948年にアメリカで製作され、監督は ウィリアム・ディターレが担当しました。
この映画はファンダジーです。幻想映画で優れた作品に共通するのは、ファンタジーだと知りながらも、実際に起きるかもしれない、いやすでに起きている、と信じてしまうような力があること。
「ジャニーの肖像」も、本当にジェニーはいて、私のところにも現れるのではないか、と感じてしまったのです。
さっそく、原作であるロバート・ネイサンの小説「ジェニーの肖像」を購入して読み始めました。
貧しい画家・イーベンの前に、どうしてジェニーは現れたのか、イーベンの何がジェニーを呼び寄せたのか、それを確かめたかったからです。