28Jan
シルヴェスター・スタローン主演の映画「デイライト」を見ました。これまでに5回以上は見ていますが、ブルーレイでの鑑賞は初めてです。
「デイライト」は1996年の作品ですが、こういう映画を見ると、アメリカ映画はこの頃がピークで、以降はただひたすら下降線を描いているとしか思えない、といったら言い過ぎでしょうか。
テーマは極限状況の突破。孤独で過去に傷を持つ勇敢で心優しい男の奮闘劇が、骨太に描かれています。
ストーリーは極めて単純。その単純さ、健全な精神性が、病み過ぎた現代から眺めると、羨ましいほどに輝いているのです。
武器はつかわずに、肉体の限界に挑む主人公。そして、見事、絶体絶命のピンチを脱するまでのスタローンの姿は決してスマートではなく、格好よくもありません。泥臭く、時には無様であるのですが、そのひたむきさには感動しないではおれません。
スタローンの雄姿は、懐かしい蜃気楼のようにも感じました。
この「デイライト」は「クリフハンガー」とともに、スタローン映画の中で、もっとも完成された映画だと感じます。
「ロッキー」「ランボー」シリーズよりも、私はこの「デイライト」が、スタローン主演映画の最高傑作だと思っているのですが、いかがでしょうか。
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