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「心のふるさと」が見つかる5つの行動プラン。

私の目指すのは「未来の希望を胸に抱いて、不安なく普通に暮らすこと」です。

 

実は、現代社会においては、「希望」を持つこと、「普通」に生活することが極めて難しいのではないでしょうか。

 

ところで、以下のようなことを感じたことはありませんか?

 

いつも「不安」を覚え、それを消す方法が見つからない。

 

将来に明るい展望を期待してあがいても、光がさしてこない。

 

厳しい統制や命令を受けているわけではないのに、日々が息苦しく、自由が感じられない。

 

頑張っているはずなのに、地に足がついていない気がする。自分の足で歩いている実感が薄い。

 

何かを愛し、信じ、思い切り抱きしめたいのに、それが見えない、つかめない。

 

実は、以上のことは、私が青春期からずっと感じてきたことです。

 

私と同じようなことに苦しんでいる人は、多いのではないでしょうか。いかがですか?

 

「不安」を消すためには「心のふるさと」を見つけるしかない。

 

思えば、私は青春期からずっと「不安」を抱えたまま生きてきた気がします。

 

なぜ、「不安」が消えないのでしょうか?

 

二十代は詩を書いていたために貧乏でした。お金に困っていたから、不安だったのかというと、そうでなさそうです。

 

なぜなら、私は三十歳を過ぎると、広告の世界、インターネットビジネスの世界でそれなりの成果を上げ、経済的には豊かになったからです。

 

お金を持っても、不安は消えませんでした。むしろ、精神的にも、身体的にも、極貧だった二十代の方が、またマシだった気がします。

 

そうこうしているうちに、数年前、ようやく、不安が消えないのは「心のふるさと」を失っているからだと気づきました。

 

「心のふるさと」を発見する、それは「心の復興」と呼んでも良いのですが、それには具体的に、何をどうするべきか?

 

自分の根っ子を見つめようと、生まれ故郷に帰って4年ほど暮らし、幼い頃によく行った砂丘に向かって、川沿いの道をずっと歩き続けたこともありました。

 

川沿いの風景に目を凝らしつつ歩き、太平洋の海を見つめれば、「心のふるさと」、あるいは「本当の自分」が見えてくると期待したのですが、駄目でした。

 

広いを海を眺め、潮騒の音を聞きながら、風にずっと身をまかせていたのに、私の魂は何の反応も示してくれなかったのです。

 

次に私が最初にやったのは、日本の近現代史の学習。

 

さらには、私の青春期の原点である「詩」を再び読み始めました。

 

すると、希望の光が見えてきたのです。

 

紆余曲折の末に視界が開けた、体が震えるほどの私の体験は、私の同様の悩みを抱える人に、きっと役立つと直感しました。

 

では、以下で、私の成功体験から得たノウハウをご紹介します。

 

「心のふるさと」を見つけるための具体的な手順

 

「心のふるさと」を見つけるために、私はずいぶん遠回りしてきました。ですから、この記事を読んでくださる方には、できるかぎり回り道をしないで、「心のふるさと」を見つけてほしいのです。

 

そのために、できるだけ短い距離で「心のふるさと」に到着できる、そのための具体的な手順をお示しします。

 

以下の5つのステップを踏んで、行動してください。

 

1)日本の近代史で一番良かった時代にタイムトリップする。

2)日本近代詩の名作を深く味わう。

3)日本人の精神が壊れた原因を突き止める~負の歴史の学習

4)日本(日本人)の素晴らしさを発見する~正の歴史の学習

5)詩人になって、一番良い時代と現在をつなげる。

 

1)日本の近代史で一番良かった時代にタイムトリップする。

 

私は明治維新以来、日本人が最も元気で、誇り高く、また、希望を持ち、普通に暮らせていた「一番良かった時代」を探しました。

 

その時代にタイムトリップし、その場の空気を吸えば、不安が消え、希望ある未来へのヒントが見つかると考えたから。

 

私はかなり前からを読んできたことが幸いし、「一番良かった時代」は案外早く見つかりました。

 

大正の後半から昭和初期、太平洋戦争(大東亜戦争)が始まる前に、日本の近代詩は全盛期を迎えています。

 

歴史家の中には、昭和10年~15年くらいが日本の国力のピークだという人もいます。

 

⇒昭和10年(1935年)はこういう年でした

 

なぜか、優れた詩人たちもこの時期に集中していたのです。

 

しかし、日本文学が隆盛したのは、実はこの時代までで、今に至るまで衰微しつづけ、絶滅危惧種のような瀕死状態となっています。

 

昭和初期に詩を書いていた詩人たちは、まさか、自分がたちが日本近代文学史上で、頂点に位置する存在になるとは夢にも思わなかったでしょう。

 

なぜ、近代史なのか? 近代以前では、どうしていけないのか?

 

実はこの点が極めて重要です。理由は、後ほどご説明します。

 

2)日本近代詩の名作を深く味わう。

 

昭和初期に詩を書いていたと私がいうのは、以下の詩人たちを指します。

 

高村光太郎、立原道造、八木重吉、宮沢賢治、金子みすゞ、三好達治、萩原朔太郎などです。

 

お馴染みの詩人たちですよね。

 

この日本近代詩の隆盛期を彩った詩人たちの作品は、おそらくは世界的に見ても、トップクラス。ひょっとすると世界一ではないか言いたくなるほどの奇跡的な豊かさと輝きを放っています。

 

詩を読みながら、この詩人たちの魂に触れることが、未来へのヒントを与えてくれると確信しました。

 

どうして、読むものが、昭和初期の詩でなければいけないのか、それについて後に詳しくご説明いたしますので、ここでは簡潔に述べるにとどめます。

 

昭和初期の詩人から私たちが学べるのは、以下の点です。

 

●何ものにもしばられない自由な精神を持っている。

●日本人の魂の底流を流れる詩心を健全に受け継いでいる。伝統の上に新しいものを積み上げられている。

●近代人の「自我」が確立し、個性的な(自分らしい)様々な開花を示している。

●和と洋の絶妙なる調和の中で、日本人としての誇りを、ふつうに持っていた。

●記号としての言葉ではなく、魂の刻印としての言葉が生き生きと使われている。

 

以下のページで「詩人」についてご確認ください。

 

⇒詩人(詩心)については、こちらのページをご覧ください。

 

日本近代詩の名作100の選定を進めているところですが、現時点で当ブログが推奨している詩は以下のページでご覧いただけます。

 

⇒美しい日本の詩 まとめ

 

※一部、戦後の詩も入っていますので、ご了承ください。

 

3)日本人の精神が壊れた原因を突き止める~負の歴史の学習

 

近現代史において、日本人の最大の不幸は、戦前と戦後の精神の不連続性にあります。

 

敗戦後、国としての独立を奪われ、精神の自立性を奪われ、その深い傷からいまだに日本人は立ち直れないでいるのです。

 

日本人の精神が壊れてしまった要因は複数ありますが、やはりGHQによる、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの影響は極めて大きいことは間違いありません。

 

このプログラムの最も恐ろしいのは、一時的な武装解除とかではなく、日本という国と日本人をとことん弱体化させるための周到な謀略であること。

 

長い年月とかけて、精神を蝕んでゆく、猛毒のようなプログラムです。

 

日本国憲法の制定、教育改革など、日本のあらゆる分野に「弱体化の芽」を深く植え付けたために、占領政策が終わってからも、ずっと効力は発揮し続けているのです。

 

日本人は悪い民族であるという自虐史観もそのひとつです。

 

戦後の負の歴史を総括し、完全にGHQに植え付けれた害毒を、完全に根っ子から毒ぬきしないかぎり、日本人の精神の自立と解放はありません。

 

辛い精神作業となりますが、負の歴史を正視し、負の遺産から脱却することをしなければなりません。

 

戦後の負(陰)の歴史は、以下の本をお読みください。

 

日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦 (自由社ブックレット)

 

GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く―戦後日本人の歴史観はこうして歪められた(小学館文庫)

 

占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間 (文春文庫)

 

GHQ焚書図書開封1: 米占領軍に消された戦前の日本 (徳間文庫カレッジ に 1-1)

 

あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)

 

4)日本(日本人)の素晴らしさを発見する~正の歴史の学習

 

幸いにも、今では自虐史観の逆、つまり、自尊史観から日本の歴史を説いてくれている方も増えています。

 

自尊史観とは、日本は素晴らしい国であり、日本人はたくさんの美質を持っているという認識を基本に語る歴史観のことです。

 

私自身は自虐史観のことをネガティブ史観、否定史観、憎悪史観、自尊史観のことをポジティブ史観、肯定史観、愛情史観と呼んでいます。

 

戦後の日本の教育はGHQの占領政策の一環から、否定(憎悪)史観を基本に行われてきました。

 

ここで確認しなければいけないのは、日本人が自ら自分の意志で、日本を否定し、憎悪し、日本の良さを消す、日本人の誇りを捨てようとしたわけではないことです。

 

要するに、GHQは日本人が二度と戦争のできるような強国にならないように、日本人自らが日本人のやってきたことを否定するように、日本人の手で教育させたのです。

 

日本および日本人弱体化計画の一環で、否定史観を植え付けたことを、私たちは強く認識し、絶対に忘れてはなりません。

 

この否定史観の克服なくして、私たち日本人の「心の復興」はありえないから。

 

話を、肯定史観(愛情史観)に戻しましょう。

 

日本には誇るべき歴史があり、日本人には世界にも誇れる美点が多々あるのです。

 

戦後からの自虐史観の傷は深いのですが、正しい自尊史観を魂の奥にまで浸透させれば、GHQが日本人に注入した毒を消すことは可能だと信じて、前向きに生きてまいりましょう。

 

以下は、愛情史観から書かれた歴史書ですので、ぜひお読みください。類書は多いため、できるかぎり安価な本を選びました。

 

日本の歴史 本当は何がすごいのか (扶桑社文庫)

 

勇気をくれる日本史 誰も知らない偉人伝 (角川文庫)

 

国家の品格 (新潮新書)

 

歴史が遺してくれた 日本人の誇り (青春新書インテリジェンス)

 

誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本

 

5)詩人になって、一番良い時代と現在をつなげる。

 

「心のふるさと」を見つけるステップの最後です。

 

読み込んだできた詩人(詩)を見習い、自分自身が詩人となって、タイムトリップした自分(近代の一地点)と現在の自分をつなげてください。

 

この場合、詩人になりきることと、自分をあるれんばかりの愛情をもって肯定することが大事です。

 

「詩人」とはいかなる存在なのか、「詩人の視点」を得るとどのようなメリットがあるかについては、以下のページでご確認ください。

 

⇒詩人革命~詩心が「希望あふれる未来」をつくる。

 

そうすれば、だいじょうぶ。

 

あなたは、その時初めて、ふるさとに帰り、心のふるさとを見つけられるのです。

 

なぜ、タイプトリップするのは、近代の一地点でなければいけないのか?

 

「心のふるさと」を見つけるには、戦前と戦後の非連続性を解消するためです。

 

例えば、鎌倉時代にタイムトリップしますと、現在とつなげるのが難しい。

 

あまりにも、状況が違い過ぎるから。

 

ところが、近代ですと、西洋の文明がなだれをうって入ってくるのですが、それでも日本人は日本人らしさ(和の精神)、日本人である誇りをもっていました。

 

つまり、自我の確立など心理的葛藤を経験した近代人と、令和の時代の私たちには共通点があるので、つなげやすい、橋をかけやすいのです。

 

戦後の昭和、平成の時代をすっ飛ばし、近代の一地点と現代に橋をかけましょう。

 

そうすれば、日本人が和の精神を失わず、独立心と自尊心を持っていた時代と現代とを自由に行き来できるようになります。

 

戦後70年を経て、心の復興をかなえるために、以上の方法で、心のふるさとを見つけめしょう。

 

きっと、できるはずです。なぜなら、私たちは日本人だからです。

 

では、最後に、希望に満ちた未来へと歩みだすためのノウハウをお伝えします。

さあ、これからが、本番ですよ。

 

令和のムーンサルト。希望に満ちた、未来イメージを描く。

 

さあ、最後の段階です。

 

「心のふるさと」が見つかったら、次に明るい未来をイメージしましょう。

 

それができれば、不安は消え、希望に満ちた暮らしができようになります。

 

しかし、この段階は、難易度が高いのです。

 

私が生み出した独自の視点コントロール&プランニング術です。

 

「令和のムーンサルト」と、その新手法を呼んでいます。

 

この「令和のムーンサルト」によって、希望に満ちた未来イメージが描きましょう。

 

⇒その具体的な方法「令和のムーンサルト」は、こちらに

映画「ジェニーの肖像」と原作のロバート・ネイサンの小説

ジェニーの肖像」という映画を初めて鑑賞しました。「第三の男」のジョゼフ・コットンと「慕情」のジェニファー・ジョーンズが共演した、幻想ミステリー仕立ての恋愛映画です。

 

1948年にアメリカで製作され、監督は ウィリアム・ディターレが担当しました。

 

この映画はファンダジーです。幻想映画で優れた作品に共通するのは、ファンタジーだと知りながらも、実際に起きるかもしれない、いやすでに起きている、と信じてしまうような力があること。

 

「ジャニーの肖像」も、本当にジェニーはいて、私のところにも現れるのではないか、と感じてしまったのです。

 

さっそく、原作であるロバート・ネイサンの小説「ジェニーの肖像」を購入して読み始めました。

 

貧しい画家・イーベンの前に、どうしてジェニーは現れたのか、イーベンの何がジェニーを呼び寄せたのか、それを確かめたかったからです。

 

小説「ジェニーの肖像」は、時代を超えた読み継がれている、古典的な名作

 

高いクオリティーに思わず、のけぞりました。

 

戦後の日本で出版された日本作家のエンタメ小説が、すべて滅びても、ロバート・ネイサンの小説「ジェニーの肖像」は、ずっと読み継がれるだろう、というくらいの名作です。

 

小説「ジェニーの肖像」の魅力は、無意識化で探し求めていた(求めあっていた)二人の魂の出逢いを描いている点にあります。

 

幻想小説ですが、幻想ゆえに、これほど美しい恋愛はありません。

 

私自身、現在、病気療養中であり、気持ちが沈み込むこともあるのですが、今回読み返してみて、どれほど救われたかわらないくらいです。

 

ヒロインを、時空を超えるキャラクターにすえ、時間と空間の感覚に挑戦している点も素晴らしい。

 

素晴らしい人生とは、時間と空間の感覚を死ぬまでに統御して、自分らしい物語を完結させることにあると、最近の私は考えるようになりました。

 

これから生きられる時間が短い、とわかったからこそ、悔いのないよう、ラストシーンとそれに至るプロセスを描き出したいと思っています。

 

小説「ジェニーの肖像」のもう一つの素晴らしさは、情感あふれる表現です。

 

特に、風景描写が見事。

 

しかし、その一方で、心理描写はそれほど上手くありません。

 

場の空気感の表出も、もう少し何とかならなかったのか、と思う箇所もありました。

 

最初に私は「貧しい画家・イーベンの前に、どうしてジェニーは現れたのか、イーベンの何がジェニーを呼び寄せたのか、それを確かめたかった」と書きました。

 

それに関しての謎の開示は、小説にはありません。

 

ヒロインの履歴などは、小説よりも映画の方が詳細です。

 

小説はそのあたりを、ばっさり省略しています。

 

エンターテイメント小説は、謎を必ず解くが、純文学は謎は解かないで謎のままにすると言います。

 

その点では、小説「ジェニーの肖像」は純文学的な小説と言えそうです。

 

ラストシーンは、物足りません。謎解きがないからではなく、あまりにもアッサリし過ぎているのです。

 

おそらくは、心理描写をもう少し掘り下げないと、くどくどと書き込まなくても良いのですが、小説としての感動をさらに強めることはできないとも思われます。

 

でも、風景描写以外は、すべてサラっとした文体となっているので、読みやすいのかもしれません。

 

ともあれ、この小説「ジェニーの肖像」は、時代を超える名作小説であることは間違いないでしょう。

詩心回帰で、価値観の転換を。お金ではなく、もっと大切なことのために

「一億総詩人化」キャンペーンを、より強化するために「詩心革命(しごころかくめい)」という運動を始めることにしました。

 

「詩人」を「詩心」という言葉に置き換えても差し支えありません。この場合、「詩人」と「詩心」はほぼ同意語です。

 

詩心回帰で、お金一辺倒の拝金主義から、人間主義への転換を

 

「詩心回帰」の根本には「心の復興」への願いが込められています。この運動は単なる文化運動ではなく、社会運動であり、政治運動でもあるのです。

 

どうしたら、詩心回帰によって心の復興がかなえられるのか?

 

最近、政治・経済・歴史に興味を持って私なりに勉強しているのですが、「詩を読みましょう」「詩の魅力を広げて行きましょう」とだけ、声高に叫んだところで伝わらない、広がらないと思っています。

 

詩や文学や芸術に人々の目がなかなか向かないのは、メインの価値観が「拝金」にあるからではないでしょうか。

 

実際に、多くの人は無意識のうちにお金を中心に生活しています。

 

詩の存在は知っていても、「詩はお金にならないじゃん」で終わってしまうわけです(泣)。

 

この拝金主義の最大の悪は、人らしくあることを否定することにあります。

 

どれだけ、お金一辺倒の価値観が私たちを苦しめてきたことか!

 

ではなぜ、金一辺倒の価値観に日本人ははまり込んでしまったのか、その原因をつきとめ、それを除去することから始めないといけないと気づいたのです。

 

ですから、政治や経済のあり方にまで言及することは避けられません。

 

政治や経済、特に、金融資本主義のシステムを変える必要があるでしょう。

 

しかし、それは私の専門ではありません。共感できる他の人の意見を紹介することはできますが、私は私で能動的な活動がしたいのです。

 

私の専門は、言葉であり、詩であるので、人の内面、つまり心から、人間復興を目指したい。

 

「詩人」の持つ「詩心」で、人々の価値観を変え、人が人らしく生きられる社会を皆さんといっしょにつくってゆこうと思い至ったのです。

 

今こそ、拝金主義から人間主義へと価値観の大転換をしなければいいと痛感しています。

 

詩人のもつ詩心で社会の価値観を変えてゆく、などという主張は聞いたことがないでしょうから、戸惑う人が多いでしょう。

 

なかなか理解されない、それは充分に覚悟しています。

 

粘りづよく、できるかぎり、わかりやすく、具体的に説明してまいりますので、どうか、お付き合いください。

 

拝金主義の打破するためにはまず、「詩心とは何か」から、精細に理解していただくことが必要なのですが、それについては、以下のページをご覧ください。

 

⇒「詩人の定義」と「詩心の5つの特質」へ

 

日本人への尊崇の念を込めた「一億総詩人化キャンペーン」。

 

日々の暮らしの中で、幸せの実感を濃くしてゆくには、その前提として「心のふるさとを見つけること」が大切です。

 

心の居場所、本来の棲み処が見当たらなければ、当然、不安になり、癒されることもありません。

 

そのため私が提唱する「一億総詩人化キャンペーン」も、「心のふるさと」を見つけることを重視しているのです。

 

「一億総白痴化」という言葉を案出したのは大宅壮一ですが、この「一億総白痴化」なるワードには軽蔑の気持ちが込められています。

 

テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ている人間は、想像力や思考力が低下し、白痴のようになってしまう」という意味ですから。

 

一方、私が今回立案しました「一億総詩人化キャンペーン」というタイトルには、尊敬の念と励ましの気持ちが含まれています。

 

日本人ほど詩を愛し、自らも詩人である国民はないと私は思っているのです。

 

万葉集の時代から無数の詩が生み出され、現代でも俳句や短歌が一般庶民に至るまで広く創作され続けていることは特筆に価するでしょう。

 

いずれまた機会を改めて語りますが、「現代詩の悲劇」があります。

 

「現代詩の悲劇」を簡単に説明すれば、極端に衰微し、絶滅寸前の状態に追い詰められていることです。

 

現代詩はなぜ衰えたのか?

 

それはやはり、太平洋戦争(大東亜戦争)の敗戦とGHQによる約7年間の占領政策の影響が大きいと私は確信しています。

 

GHQの占領政策の一部である「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」については、以下の記事で少し触れました。

 

⇒西尾幹二「GHQ焚書図書開封」を読み始めた理由

 

これは私個人の説ですが、明治維新から戦前までのいわゆる「日本近代詩」は、世界のトップレベル、いえ、おそらくは世界一であったと(独断的に)評価しています。

 

百花繚乱という形容を使いたくなる詩人が出現し、極めて質の高い詩をたくさん生み出しました。

 

ところが、「日本現代詩(戦後の詩)」は、戦後、戦前との連続性を失い、精神が切断されたかのごとく、終わりのない迷走を開始。

 

戦後において、日本人の詩心、詩精神も、非常に遺憾ながら、ほぼ解体されてしまった感があります。

 

「詩心回帰」の具体的な活動

 

以下で、「詩心回帰」に具体的な活動についてご説明いたします。

 

1)日本の名詩ベスト50の選定

 

明治・大正・昭和20年までの期間に限定して、日本近代詩の名作を厳選。短歌・童謡を含めます。なぜ、この期間に限定するかについては、説明しだすと長くなりますので、以下、簡単に触れておきます。

 

日本人の心の荒廃は、戦前と戦後の非連続性にあると私は考えているのです。戦前の近代詩の中に、真の日本人の心の原点があると思うので、日本人の「心の復興」のために、日本近代詩から優れた詩をピックアップいたします。

 

⇒語り継ぎたい日本の名作詩50選

 

2)暗唱を推奨する詩のピックアップ

 

「日本の名詩ベスト50」の中から、暗唱してほしい詩を選びます。詩を暗唱し語り継ぐことが、詩の命、詩心を守ることつながると思います。そのため、できるかぎり、暗唱しやすく、優れた詩を厳選する予定です。

 

3)詩心回帰スタッフ(ボランティア)募集

 

スタッフ(ボランティア)の方にお願いしたいことは、イメージ(プロモーション)ビデオ制作、YouTube動画編集、セミナー用パワーポイント制作、セミナー・イベント運営、イメージソングの制作などです。

 

4)イベントの開催

 

風花未来セミナー&ワークショップ、朗読会、懇親会など

5)詩心で未来を変える会(SNS)メンバー募集

 

「詩心革命」の趣意に賛同していただき、その目的や願いを広めてくださるメンバーを募集いたします。

 

自分が詩人だと気づくことが「詩心革命」という物語の始まり。

 

まずは、自分が「詩人」だと気づくことから始めてほしい。

 

「詩人」とは、自由な存在です。

 

自分自身は誰にも、どんな組織にも支配されない自由な存在である「詩人」。ならば、「詩人」として生きるということは、つまり、自分の「価値観」で生きることを選択するでもあるのです。

 

集団や組織の同調圧力に負けず、忖度しないで、「自分の価値観」に正直に生きることが、詩人の生き方だと言えます。

 

それは、流される生き方よりも、エネルギーを使うことになるでしょう。しかし、周囲に合わせるだけの暮らしよりも、ずっと確かな実感のある生活感が味わえると思うのです。

 

確固たる、自分の価値軸を持たなければ、他の人々と本当に共調することもできないでしょう。

 

人は「和」、あるいは「環」の中でこそ、真の癒しが得られと私は思っています。

 

その前提として、何ものにも支配されない、自由な精神を持たねばなりません。

 

自由な精神を持つには、学習(精進)によって、物事の本質を見ぬく直観力を磨かなければなりません。

 

この学習に、長い時間を割くべきでしょう。

 

学習は厳しい修行の道ではありません。自分の成長を実感できるので、本来楽しいことなのです。