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「一億総詩人化キャンペーン」。たった一人からの出発。

たいへん唐突ですが、今日から「一億総詩人化キャンペーン」を開始します。

誰が主催するキャンペーンかと申しますと、私です。

後援もなく、協賛もなく、私一人で始めます。たった一人からのスタートです。

たった一人のキャンペーンだというと、「ふざけるな」とお叱りを受けそうですが、私は大真面目です。

まずは、一人でこの「一億総詩人化(いちおくそうはくちか)」というプランを立ち上げたい、そして少しずつでも広げてゆきたいと願っているのです。

では、さっそく、この「一億総詩人化キャンペーン」についてご説明しましょう。

日本人への尊敬と励ましの気持ちを込めて。

現在、私が心に抱いているテーマの一つに「心のふるさとを見つけること」があります。

実は今回の「一億総詩人化キャンペーン」も、「心のふるさと」を見つけるという希求の延長線上にあります。

「一億総白痴化」という言葉を案出したのは大宅壮一ですが、この「一億総白痴化」なるワードには軽蔑の気持ちが込められています。

テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ている人間は、想像力や思考力が低下し、白痴のようになってしまう」という意味ですから。

一方、私が今回立案しました「一億総詩人化キャンペーン」というタイトルには、尊敬の念と励ましの気持ちが含まれています。

日本人ほど詩を愛し、自らも詩人である国民はないと私は思っているのです。

万葉集の時代から無数の詩が生み出され、現代でも俳句や短歌が一般庶民に至るまで広く創作され続けていることは特筆に価するでしょう。

いずれまた機会を改めて語りますが、「現代詩の悲劇」があります。

「現代詩の悲劇」を簡単に説明すれば、極端に衰微し、絶滅寸前の状態に追い詰められていることです。

現代詩はなぜ衰えたのか?

それはやはり、太平洋戦争(大東亜戦争)の敗戦とGHQによる約7年間の占領政策の影響が大きいと私は確信しています。

GHQの占領政策の一部である「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」については、以下の記事で少し触れました。

西尾幹二「GHQ焚書図書開封」を読み始めた理由

これは私個人の説ですが、明治維新から戦前までのいわゆる「日本近代詩」は、世界のトップレベル、いえ、おそらくは世界一であったと(独断的に)評価しています。

百花繚乱という形容を使いたくなる詩人が出現し、極めて質の高い詩をたくさん生み出しました。

ところが、「日本現代詩(戦後の詩)」は、戦後、戦前との連続性を失い、精神が切断されたかのごとく、終わりのない迷走を開始。

戦後において、日本人の詩心、詩精神も解体されてしまった、と私は強調したいのです。

そもそも「詩心」とは、何?

「詩心」は「詩精神」、あるいは「詩魂」と呼んでもさしつかえありません。

この「詩心」は、いわゆる詩人だけが持っているのではなく、一般庶民も持っています。

だから、和歌(短歌)、俳句、近代詩などを理解できない日本人はいないのです。

「詩心」は詩を理解し、愛し、また詩を生み出す心でありますが、実はそれだけではありません。

人間が優れたものを作り出す時は、必ず「詩心」がはたらいます。

ですから、「詩心」を軽蔑したり、十全に機能しない人は、優れたものは生み出せないのです。

建築、絵画、彫刻、音楽、陶芸、文学などの芸術はもちろん、料理、喫茶、ダンス、大道芸、ファッション、接客などにも、「詩心」が必要だと私は思っています。

「詩心」は美的センスであり、創作能力であり、あらゆる表現活動の核となるものなのです。

そして忘れてはならないのは、詩心とは「何ものにも支配されない、自由な精神であり、時代(歴史)の本質を見ぬき未来を予見する直観力」を指すこと。

そこで、私が「一億総詩人化キャンペーン」を開始した理由に行きつきます。

政治・経済の分野においてこそ「詩心」が欠かせない時代に突入。

私は今、日本人が本当の意味で「心のふるさと」を回復するには、歴史だけでなく、政治や経済も学ばなければいけないと痛感しています。

政治や経済をイデオロギーだけで判断すると、道を誤る危険性が極めて高い。

やはり、歴史を含めて、物事の本質を見抜き、正しい未来を拓くためには、「詩心」は不可欠であると思うのです。

迷った時こそ、日本人の特性である「詩心」を軸として判断すべきではないでしょうか。

大きな方向転換が求められる時、「詩心」が必要であり、また「詩心」を十全にはたらかせた時、「日本人の心のふるさと」が見つけられる気がしているのです。

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