今日の風花未来の詩は「不時着ではなく」です。
不時着ではなく
風花未来という飛行機は
抗がん剤の副作用が大きく
「不時着(ふじちゃく)」という
緊急着陸の道を選択した
抗がん剤投与が
2週間の休止に決まって
3日が過ぎた
日に日に
抗がん剤が体内から抜け
体が楽になるかと思ったが
そうはなっていない
皮膚の障害は改善のきざしはなく
体は今もなお疲労しやすく
横になるとすぐに爆睡してしまう
抗がん剤の副作用
その後遺症は
決して侮れないと痛感
そこで風花未来の機長である
私は作戦を大幅に変えた
低速低空飛行の継続による
様子見はやめ
不時着して
きっちりと
機体を整備し
立て直しを期すことに決定
機体の損傷は
予想以上に深く大きい
だが
しかし
気持は
まったく折れていない
心という両翼は健在だ
だから
今回の行動選択を
不時着ではなく
「無事着(ぶじちゃく)」と
言いたいくらいだ
風花未来という飛行機は
現在「無事着」中
余命3ヶ月の期限は
迫ってはいるけれども
機体の早期改善を焦らず
次の離陸と飛行計画を
しなやかに したたかに
遊び心さえ起動して立案中