風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

menu

美しい言葉

「ぞっとしない」を「恐ろしくない」という意味に間違えていませんか。

ぞっとしない」という言葉をどのように使っていますか? 「ぞっとしない」も、実に間違えやすい日本語の一つなのです。

「ぞっとしない」は慣用句で「おもしろくない、うれしくない、あまり感心しない、いい気持がしない」などの意味で使うのが正しい。

「ぞっとしない」は、例えば以下のように使います。

婚活パーティーに出席したけれど、ぞっとしない人たちばかりなので、途中で退席して帰ってきてしまった。

ところが「ぞっとしない」を「寒さや恐ろしさのために、全身の毛が逆立つように感じる」という意味の言葉「ぞっとする」の否定形なので、「怖くない」という意味に解釈したら、話が通じなくなってしまいます。

例えば「今日来た客たちは、ぞっとしないね」という職場の同僚の意見に対して「確かに、お化けのような顔の人はいなかったし、危ない人もいなかったね」と応えたら、トンチンカンな会話になってしまるのです。

また「この小説の展開は、ぞっとしないね」と先輩に言われた時、「ホラーではないから、恐くはないですよ」と応えたら、「ぞっとしない」の意味を取り違えているので、会話が成立しません。

さらには「ぞっとしない」を「安心できる」という意味にとるという間違いを起こす人もいます。

「次の旅行の企画は、どうも、ぞっとしないね」と上司に言われた時、部下が「ハイ、安心できるルートを選びましたのでだいじょうぶです」と応えたら、上司はきっと怪訝そうな表情をするでしょう。

上司は提出された企画をつまらないと言っているわけですから「今度こそは、面白い企画を出しますので、あと少しだけ時間をください」と応えるべきなのです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

アーカイブ

お気に入り(ブックマーク)に追加してくだい♪

キーボードの「Ctrl」と「D」を同時に押してから「完了(追加)」ボタンをクリックしてください。「美しい言葉.com」を「お気に入り(ブックマーク)」に追加できます。

応援、ありがとう♪

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ