勝海舟が、こんな言葉を遺しています。

 

事を遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。

 

書店に行きますと、必ず自己啓発とか成功マニュアルなどのコーナーが設けられています。

 

そうして自己啓発本を読み、いろいろと思案することは意味があることだと思います。

 

自己啓発に関する書籍でもピンからキリまであって、良書になればなるほど、自分の望みをかなえることは容易ではないと気づかされます。

 

勝海舟は自分の志を遂げるには、愚直になりなさいと説きます。愚直という言葉を言い換えますと「ひたむき」とか「馬鹿正直」という意味になるでしょうか。

 

もう少し詳しく解説しますと、目先の小さな利益を追うのではなく、大志を抱き、その完遂のためには、小さな不利益など顧みず、一心不乱に打ち込みなさい、ということになるかと思います。

 

私の専門は、ブログを主メディアとするインターネットでの自己表現と起業です。

 

インターネットには嘘情報もあふれていて、成功マニュアルなどには浅はかなものが多く、そこでは、勝海舟と真逆のことが語られます。

 

つまり、成功するためには、要領よく、ずる賢く立ち回りなさい、といった内容がほとんどです。

 

ブログやメルマガの読者さんに成功してもらいたいと思ったら、やはり、要領の良さよりも、「愚直」であることを強調したいというのが私の本音です。

 

愚直さは小さな失敗も生みますが、大きな成功を勝ち得る可能性を広げてくれるからです。