今回、取り上げる名言は、これです。

 

ボールは丸い。

 

ボールは丸い」は、サッカーが好きな人ならば、必ず聞いたことがある言葉ですよね。

 

もちろん、私も知っていましたが、実は、サッカーの神様と呼ばれたペレの言葉だと思っていました。ジーコも言っていた気もします。

 

この言葉の生みの親は、ドイツサッカー生みの親と呼ばれるゼップ・ヘルベルガーさんだそうです。

 

「ボールは丸い」という言葉は短いので、いろいろと解釈できます。含蓄があって良いなぁと思うのですが、実際は、もう少し長いのです。

 

ボールは丸く、試合は90分。総ては単純な論理である。

 

ここまで言われてしまうと、ちょっと意味が限定されてしまいますよね。

 

それでも、やはり、名言だと思います。というか、やはり、上のロングバージョンの方が良いですね。

 

丸いボールは、予期せぬドラマを予感させますが、その対照として「論理」という言葉が効いています。

 

限られた制約の中で、全力を尽くしましょう、最後まで可能性を信じて……というくらいの意味でしょう。

 

さらに驚いたことには、ゼップ・ヘルベルガーさんは、以下の素晴らしい名言をも遺しています。

 

試合終了の笛は、次の試合開始の笛である。

 

デッドマール・クラマーさんの言葉だと思っていたんですが、ゼップ・ヘルベルガーさんだったのですね。

 

それにしても、本当に言葉のセンスが良いですね。核心をついていて、意味に広がりがあり、そして美しい。