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ノーベル文学賞を受賞したレジスタンス作家である、アルベール・カミュの言葉を肝に銘じましょう。
我反抗す、ゆえに我らあり。
デカルトの「我思う、ゆえに我あり」のモジリですが、カミュは「我あり」ではなく「我らあり」としたことに注目してください。
カミュの代表的な評論「反抗的人間」(1951年)に出てくる言葉であり、名作小説「ペスト」の主題を、象徴的にあらわすのが、この「我反抗す、ゆえに我らあり」です。
孤独と絶望から連帯と反抗を小説と哲学で主張した、レジスタンス運動に参加した作家でもある、アルベール・カミュらしい言葉であります。
私たちの国民運動の合言葉として「我反抗す、ゆえに我らあり」を日常的にたくさん使って語り合い、力強く広げてゆきましょう。
カミュの著作は多数ありますが、私がここで語ったことに関連するのは、小説「ペスト」と哲学書「反抗的人間」です。
「ペスト」と「反抗的人間」に共通するキーワードは「反抗」「連帯」。
一方「異邦人」と「シーシュポスの神話」に共通するキーワードは「絶望」「不条理」であります。