今回は、三好達治の「砂の砦」という詩をご紹介します。
映画に「砂の器」という傑作がありますが、ひょっとすると、原作の小説「砂の器」のタイトルは、三好達治の「砂の砦」を松本清張がアレンジしたのかもしれません。
ちなみに「砂の砦」は1946年に刊行された詩集「砂の砦」に収められています。
では、さっそく、「砂の砦」の全文を引用してみましょう。 この記事の続きを読む
熱を下げる薬のことを「げねつざい」と呼びますよね。
しかし、以下の2つの書き方のうち、正しい方を選べといわれたら、間違えてしまう人が多いと思います。
〇解熱剤
×下熱剤
正しいのは「解熱剤」で「下熱剤」は誤用です。
まあ、今ではパソコンで打つ場合が多いので、書き間違いはほとんどないでしょう。
でも、記載されている2つの漢字から、どちらか正しいと思う方を選べといわれたら、けっこう高い確率で「下熱剤」と答えてしまう人がいるのではないでしょうか。
なぜなら、解熱剤がそもそも熱を下げる薬であるという概念が頭の中にあるから。
しかし、一方踏み込んで、今回は言葉の意味を正確に理解していただければ、今後は間違うことはないでしょう。
「解熱剤」の「解」には「取り除く」「なくす」という意味があります。
つまり、病気による高熱を取り除き(なくし)、正常の体温に戻すという意味から「げねつざい」は「解熱剤」と表記するのです。
同様の意味で使われる言葉に「解毒」があります。この場合は「下毒」とは間違わないでしょうけれども……。
「うちょうてん」という言葉は「喜びで気分が舞い上がっている」という意味で、日常でも使いますよね。
では、「うちょうてん」を漢字で書いた場合、以下の2つでは、どちらが正しいか?
〇有頂天
×有頂点
「有頂天」が正しい日本語で「有頂点」は誤記。
ただ、その理由を説明しようとすると難しい。
「有頂天」はもともとは仏教用語なのです。
goo辞書は「有頂天」を以下のように説明しています。 この記事の続きを読む